ホームkeyboard_double_arrow_rightナレッジブログkeyboard_double_arrow_rightホームページ制作の流れと期間|「修正は何回まで?」「途中でやめたら?」実際に聞かれた質問に答えます
ホームページ制作の流れと期間|「修正は何回まで?」「途中でやめたら?」実際に聞かれた質問に答えます

ホームページ制作の流れと期間|「修正は何回まで?」「途中でやめたら?」実際に聞かれた質問に答えます

ホームページの制作を検討し始めると、費用の次に気になるのは「どう進むのか」だと思います。

そして、たいていの記事はここで「ヒアリング→設計→デザイン→実装→公開」という図を出して終わります。それは知っています。知りたいのは、その先です。

  • 修正は何回まで頼めるのか
  • 自分たちは、結局なにをやらされるのか
  • 社内の確認が遅れたら、どうなるのか
  • 途中でやめたら、お金はどうなるのか

この記事は、実際にお客様からいただいた41の質問をもとに書いています。数百万円の発注を前にした方が、本当に不安に思うことだけを並べました。

すべて当社の実際の条件で答えます。他社に依頼する場合も、そのまま確認項目として使えます。

先に、全部の答え

知りたいこと答え
期間はどれくらい5カ月半〜8カ月(300万円前後・20ページの場合)
新年度に公開したい8〜9月着手が余裕のあるスケジュール
打ち合わせは何回お客様と10〜15回(別途、当社内で13回)
修正は何回まで各工程3回ほど。工程を戻る修正・やり直しに近い修正は別途見積もり
原稿が書けない取材を通じた原稿作成を依頼できます
写真がないスチール・動画とも撮影を依頼できます
社内確認が遅れたらスケジュールに確認期間を含んでいます。超える場合はリスケ案を提示し、承認のうえ進行
途中でやめたらやむを得ない場合、工程消化分のみの精算
500万円なら何ができるコーポレートサイト40ページ・デザイン20画面程度
公開後、自社で更新できる可能。9割方CMSを搭載。40ページ前後のマニュアル+1時間半のレクチャーつき
保守は必須か有償保守は任意。スポット依頼も可能

以下、ひとつずつ理由まで説明します。

期間はどれくらいかかるのか

結論から言うと、5カ月半〜8カ月です。ただし「サイトによる」では答えにならないので、条件を明示します。

前提条件内容
費用300万円前後のコーポレートサイト
ページ数20ページ
デザイン10画面作成(デザインコンセプト作成あり)
フォーム1フォーム
更新システムWordPress
マニュアル・レクチャーあり

この規模で5カ月半〜8カ月です。

実績からも裏づけを出します。当社が公開している制作実績のうち、制作期間が記録されている95件の中央値は7カ月、ページ数が記録されている87件の中央値は27ページでした。FAQでお答えしている目安と、実績はほぼ一致しています。

「3カ月でできませんか」というご相談はよくいただきます。できる場合もありますが、たいてい何かを削ることになります。削られるのはたいてい、戦略設計・原稿の質・撮影です。つまり成果に直結する部分から削られます。

新年度に公開したいなら、8〜9月に着手

4月公開を目指す会社は多いです。逆算すると、8月〜9月頃の着手が余裕を持ったスケジュールになります(前述の300万円・20ページの条件の場合)。

「年明けに動けば間に合うのでは」と思われがちですが、年末年始で社内確認が2〜3週間止まります。ここを見込んでいないと、3月に入って毎日催促する状況になります。

何回、打ち合わせをするのか

お客様との打ち合わせは10〜15回が目安です。

加えて、当社の中では合計13回の社内打ち合わせを行っています。お客様からは見えない部分ですが、ここで方針をそろえないと、担当者ごとに言うことが変わります。

打ち合わせはアジェンダと議事録の形式で進めます。これは形式主義ではなく、実務上の理由があります。半年続くプロジェクトでは、3カ月前に何を決めたかを誰も覚えていません。「言った・言わない」が起きると、その瞬間に信頼関係が壊れます。

ヒアリングの回数は、案件の内容と、こちらの理解度によって変わります。初回ヒアリングに加えて、必要に応じて追加ヒアリングを数回行う場合があります。

他社に依頼する場合、ここを聞いてください

「打ち合わせは何回ありますか。議事録は出ますか」

回数を即答できない会社は、進行の設計をしていない可能性があります。また、議事録が出ない進行は、後半で必ず揉めます。

結局、自分たちは何をやるのか

ここがいちばん誤算が起きるところです。制作会社に頼めば全部やってくれる、と思って始めると、途中で止まります。

発注側に発生する作業は、主に3つです。

作業負担の大きさ依頼できるか
原稿最大。ここで止まる案件が最も多い依頼できます(取材を通じた原稿作成)
写真大。社員・現場・製品依頼できます(スチール・動画とも)
社内確認中。ただし回数が多い依頼できません。ここだけは自社の仕事です

原稿は、依頼できます

「原稿の作成が得意でなく、お願いすることは可能ですか」という質問を実際にいただきます。答えは、可能です。取材を通じて、こちらで原稿を作成します。

むしろ、無理に自社で書こうとして半年止まるほうが損失です。制作費よりも、公開が半年遅れることのほうが高くつきます。

写真も、依頼できます

撮影はスチール写真から動画まで対応でき、専任のアートディレクターが担当します。

ここは軽視されがちですが、サイトの印象の大半は写真で決まります。特に採用に効かせたい場合、社員の写真がないサイトは成立しません。素材サイトの外国人モデルの写真では、逆効果になります。

社内確認だけは、依頼できません

これだけは、外注できません。そして、ここが最も詰まります。

役員全員に見せる、法務に文言を確認する、各部署に自部門のページを確認してもらう。この工程を誰がどう回すかを、着手前に決めてください。「とりあえず全員に回覧」は、必ず遅れます。

誰が作るのか——外注に回されないか

あまり表立って聞かれませんが、発注側が最も気にしていることの1つだと思います。「営業は感じが良かったが、実際に作るのは知らない下請けなのでは」という不安です。

当社は内製でのワンストップ構築体制で、アウトソーシングでの構築は基本的に行っていません。

そして、打ち合わせに出るメンバーも決まっています。一般的なプロジェクトでは、次の6名が入ります。

役割人数何を担当するか
プロデューサー1名全体の責任者。目的・予算・意思決定
ディレクター1名進行管理。日々の窓口
設計担当1名サイト構成・ワイヤーフレーム
デザイン担当1名ビジュアル
コーダー1名HTML実装
WordPressエンジニア1名CMS構築

各工程で、その工程の専任担当者が直接、初稿を説明します。ディレクターが伝言する形にはしません。デザインの意図はデザイナーが、実装の制約はエンジニアが説明したほうが、判断が速くなるからです。

この6名という数字は、実績とも一致します。当社が公開している制作実績に記録されている体制を見ると、コーポレートサイトや採用サイトはおおむね6〜8名でした。規模が大きい案件では、フロントエンドやバックエンドが増えます。

打ち合わせはZoomなどのウェブ会議が基本です。当社は全国各地のメンバーで構成されているためで、この形にしていることで、遠方のお客様でも進行の質が落ちません。

他社に依頼する場合、ここを聞いてください

「制作は自社ですか、外注ですか。打ち合わせには誰が出ますか」

外注が悪いわけではありません。問題は、誰が責任を持つかが曖昧になることです。不具合が出たときに「制作会社に確認します」が続くようであれば、そのプロジェクトは遅れます。

修正は、何回まで頼めるのか

いちばん多い質問です。当社では、各工程に3回ほどの修正期間を設けています。

工程修正の目安
設計(ワイヤーフレーム)3回ほど
デザイン3回ほど
HTML実装3回ほど
WordPress実装3回ほど

ただし、例外があります。次の2つは、別途お見積もりをさせていただく場合があります。

  • 工程を前に戻る修正(工程戻り)——デザインまで進んだあとで、サイト構成そのものを変える場合など
  • 過度な修正(ほぼやり直しに近いもの)

これは意地悪な条件ではありません。工程戻りは、それまでの作業が丸ごと無駄になるからです。デザインが完成してから「やっぱりページ構成を変えたい」となれば、設計からやり直しです。

工程戻りを防ぐ方法

決裁者を、上流の工程に出してください。

よくある失敗は、担当者レベルで設計とデザインを進め、完成間際になって社長が初めて見て「これは違う」となるパターンです。この一言で、2カ月が消えます。

ワイヤーフレームの段階、遅くともデザインコンセプトの段階で、最終的に「いい」と言う人に見てもらってください。

途中で追加要望が出たら、どうなるのか

別途お見積もりを出し、ご確認・ご承認をいただいたうえで進めます。黙って作って後から請求する、ということはしません。

半年のプロジェクトで追加要望が一切出ないことは、まずありません。途中で新しいサービスが始まる、組織が変わる、競合が新サイトを出す。状況は動きます。

大事なのは、追加が発生したときに、金額と納期への影響が即座に示される運用になっているかです。ここが曖昧な進行は、最後に大きな請求が出るか、無理な進行で品質が落ちるかのどちらかになります。

社内確認が遅れたら、どうなるのか

スケジュールには、あらかじめお客様側の確認・修正期間を含めています。

そのうえで、確認期間を超える場合、工程戻りが発生する場合、過度な修正が入る場合には、リスケジュール案を提示し、承認をいただいたうえで進行します。

ここも、静かに納期だけが遅れていく進行にはしません。遅れの原因と、それによる新しい公開日を、その都度合意します。

当社では制作スケジュールを1日単位でタスク化し、WBS形式のガントチャートとして策定したうえで進行しています。どこが遅れると、どこに影響するかが見える状態にするためです。

途中でやめたら、お金はどうなるのか

聞きにくい質問だと思いますが、実際にいただく質問です。

制作の性質上、進行中のキャンセルはご遠慮いただいています。ただし、やむを得ない事情が発生した場合には、工程消化分のみのご精算となります。

つまり、着手金を全額没収するような運用ではありません。逆に言えば、進んだ分は当然お支払いいただくことになります。

他社に依頼する場合も、ここは契約前に必ず確認してください。「中止時の扱い」が契約書に書かれていない、あるいは説明できない会社は避けたほうが安全です。

予算別に、何ができるのか

「500万円だと何ができますか」という質問を実際にいただきます。目的や課題によって提案は変わりますが、仕様の目安としてはこうなります。

300万円前後500万円前後
種別コーポレートサイトコーポレートサイト
ページ数20ページ40ページ
デザイン10画面(コンセプト作成あり)20画面(コンセプト作成あり)
フォーム1フォーム1フォーム
更新システムWordPressWordPress
マニュアル・レクチャーありあり
期間の目安5カ月半〜8カ月要件により変動

金額が上がると、増えるのは主にページ数とデザイン画面数です。200万円の差で、ページ数とデザイン画面が2倍になります。

逆に言えば、ページ数が少ないのに高い見積もりが出てきた場合は、何にお金がかかっているかを聞いてください。戦略設計や取材・撮影が厚いのかもしれませんし、単に高いのかもしれません。

公開したあと、自分たちで更新できるのか

できます。当社が制作するサイトは9割方、更新システム(CMS)を搭載しており、WordPressで構築しています。

実績でも裏づけがあります。CMSの記載がある86件のうち79件(92%)がWordPressでした。FAQでお答えしている「9割方」と一致します。

ただし、「CMSが入っている=自社で更新できる」ではありません。管理画面が複雑で、担当者が触るのを諦めるケースは実際にあります。

そこで当社では、次の2つをセットにしています。

  • 40ページ前後の独自マニュアルの作成
  • エンジニアから直接、1時間半のレクチャー

マニュアルを渡して終わりではなく、実際に操作しながら説明します。読むだけでは、担当者は最初の1回でつまずきます。

他社に依頼する場合、ここを聞いてください

「公開後、私たちだけで何を更新できますか。できないことは何ですか」

「WordPressなので何でもできます」という答えは不十分です。実際にはトップページのレイアウトや複雑なページは触れないことがほとんどです。できること・できないことの線引きを、契約前に出してもらってください。

保守は必須なのか。スポットで頼めるのか

有償の保守サービスは任意加入です。スポットでの依頼も可能で、その都度お見積もりを出して対応します。

ただし、無償で含まれている範囲があります。

区分内容
無償(標準で含む)納品後1カ月間の軽微な修正/納品後1カ月半後のクロージングミーティング
有償(任意)サーバー保守:VPS・専有サーバーなどサーバー自体の保守
WordPress保守:本体・プラグインのバージョン管理、テスト環境での検証、毎月のバックアップ、有事の復旧
定期修正:毎月4時間以内のサイト更新・修正

注目していただきたいのは、納品1カ月半後のクロージングミーティングです。公開して終わりにせず、実際に運用してみて出てきた困りごとを回収する場を、標準で設けています。

WordPress保守は、なぜ必要か

WordPressは世界で最も使われているCMSです。裏を返せば、最も狙われるCMSでもあります。本体やプラグインの脆弱性は継続的に見つかります。

更新を止めたまま数年放置されたサイトは、改ざんの標的になります。費用を抑えたい場合でも、バージョン管理とバックアップだけは何らかの形で確保してください。

契約と支払いは、どうなるのか

ここも事前に分かっていると、社内稟議が通しやすくなります。

項目当社の場合
契約書業務委託契約書のドラフトを当社から作成し、御社でリーガルチェック。これが最も一般的な流れです
締結方法電子締結/原本の郵送から選択いただけます
支払い方法銀行振込。月末締め、翌月払い
着手金100万円を超え、長期にわたる案件ではお願いしています(諸条件により調整)

着手金について補足します。半年かかるプロジェクトで、支払いが最後に一括だと、制作側は半年間ずっと持ち出しになります。これは中小の制作会社にとって現実的に厳しく、無理をすれば進行や品質に影響します。着手金は、双方が安定して走るための仕組みです。

逆に、着手金の割合が極端に高い(8割以上など)場合は、理由を確認してください。

情報システム部門の要件に、応えられるか

一定規模以上の会社では、制作会社を決めたあとに情報システム部門から条件が出てくることがあります。ここで対応できないと、決まりかけた話が止まります。

セキュリティ診断を求められた場合

「納品前にセキュリティ診断を実施してほしい」という指摘は、実際にいただきます。第三者機関による、OWASP TOP10を基準とした診断も可能です。

OWASP TOP10は、Webアプリケーションの代表的なセキュリティリスクをまとめた国際的な指標です。情シスが求めているのは、たいてい「客観的な基準で確認したという証拠」なので、この形が最も話が早くなります。

「WordPressはセキュリティに弱い」と言われた場合

これもよく出てくる論点です。正確に言うと、半分は本当です。

WordPressは世界でも日本でも最も利用者の多いCMSです。それゆえに最も狙われます。そしてデフォルトの状態では、ログイン画面の場所やユーザー名の割り出しがしやすい状態になっている場合があります。

つまり、問題は「WordPressだから危ない」ではなく、「デフォルトのまま納品されると危ない」ということです。

当社では、WordPressの技術書籍を発刊しているエンジニアが、セキュリティを考慮した要件で納品しています。これまで、当社が納品したWordPressサイトでの改ざん被害は発生していません。

他社に依頼する場合は、「WordPressのセキュリティ設定として、具体的に何をしていますか」と聞いてみてください。具体名が出てこない場合は、デフォルトのまま納品される可能性があります。実際に起きた脆弱性についてはWordPressの緊急脆弱性で解説しています。

公開したあと、伴走してもらえるのか

「作って終わり」を心配される方は多いと思います。保守とは別に、継続的な改善のためのサービスがあります。

やりたいこと対応
公開後も定期的に打ち合わせて改善したいWebコンサルティング。アクセス解析のレポートから毎月の目標を振り返り、改善施策の提案から実装まで
毎期KPIを立てて見直したい毎期のKPI策定+月次のコンサルティング
社内にWebに詳しい人がいないWeb担当者の育成研修。上級プロデューサーが独自カリキュラムを作成して実施
SEOもやりたいSEO内部対策は標準で対応。キーワード調査から上位表示の可能性判断、記事作成代行まで
広告も出したいリスティング広告などのWeb広告。専任のマーケティングチームが担当
ロゴも作り直したいロゴ作成、CI/VIマニュアルまで。専任のアートディレクターが担当
会社案内も揃えたいパンフレット・カタログなどのDTPも対応

とくに3つめの「担当者がいない」は、多くの会社が抱えている問題です。サイトを作っても、社内に見る人・回す人がいなければ止まります。制作と同時に、社内の担当者を育てておくかどうかで、1年後の状態がまったく変わります。

また、ロゴ・パンフレットをサイトと同時に作り直せるかどうかも、意外に効きます。サイトだけ新しくなって、渡す会社案内が古いままだと、印象がちぐはぐになるためです。

まとめ——発注前に確認する10項目

当社に依頼するかどうかに関わらず、この10項目を各社に聞けば、進行の質はかなり見分けられます。

#聞くこと当社の場合
1期間はどれくらいか5カ月半〜8カ月(300万円・20ページ)
2いつ着手すれば希望日に公開できるか新年度公開なら8〜9月着手
3打ち合わせは何回か。議事録は出るか10〜15回、アジェンダ・議事録方式
4修正は何回までか。超えたら各工程3回ほど。工程戻り・過度な修正は別途見積もり
5原稿と撮影は依頼できるかどちらも可能(取材/専任アートディレクター)
6社内確認が遅れたらどうなるか確認期間を内包。超えればリスケ案を提示し承認のうえ進行
7中止した場合の精算はどうなるかやむを得ない場合、工程消化分のみ精算
8公開後、自社で何を更新できるかCMS搭載9割方。マニュアル40ページ+レクチャー1時間半
9保守は必須か。スポットは可能か有償保守は任意。スポット可。無償で1カ月の軽微修正+クロージングMTG
10予算内で何ページ作れるか300万=20ページ/500万=40ページが目安

4番と7番は、見積書には書かれません。ですが、後から効いてきます。相見積もりを取るなら、この2つの答えを並べて比べてください。金額よりも差が出ます。

この記事で挙げた質問は、よくあるご質問にすべて公開しています。ここに載っていないことも、遠慮なくお尋ねください。「まだ何も決まっていない」という段階でかまいません。今のサイトのURLと、公開したい時期だけ教えていただければ、逆算していつ着手すべきかを具体的にお伝えします。

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この記事を書いた人

GrowGroup

名古屋を拠点とする課題解決型のWeb制作会社GrowGroupです。コーポレートサイトを中心に、戦略設計から制作・運用まで一貫してご支援し、成果につながるWebづくりの知見を発信しています。

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