ホームkeyboard_double_arrow_rightナレッジブログkeyboard_double_arrow_rightWebサイト制作を成功させる要件定義 7つのポイント【ウェビナー登壇レポート】

Webサイト制作を成功させる要件定義 7つのポイント【ウェビナー登壇レポート】

growgroup
  • 設計
公開: 2026.03.31

こんにちは!Grow Group広報担当のイトウです。

2026年3月9日(月)、GMOプライム・ストラテジー株式会社様主催のオンラインイベント『Web制作者サミット2026』が開催され、弊社のエンジニアスペシャリストであるワタナベさんが登壇しました。

今回は、当日のセッション内容の振り返りを共有します!

大盛況のセッション振り返り

今回は「非エンジニアでもできる要件定義 ― 実装・運用を見据えたコーポレートサイト編」というテーマでの登壇でした。

なんと100名超もの方が視聴していたとのこと!

ここから、セッションの内容を振り返っていきます。

要件定義とは?

まず初めに、そもそもWebサイト制作における要件定義とは何なのか。

それは「プロジェクトを迷子にしないための設計図作り」

発注者(クライアント)と開発者(制作会社など)の間で、プロジェクトにおいて何を実現すべきかを明確にし、その認識を初期段階で一致させるという、Web制作において最も重要な工程です。

今回のセッションでは、非エンジニアでもできるということを前提に、Webサイト制作を成功させるための要件定義のポイントを解説しました。

単独でWebサイトを制作している方/したい方にもおすすめの内容です。

7つのポイント

非エンジニアが押さえておくべき、Web制作における要件定義の7つのポイントは下記の通り。

まずは要件定義の「定義」から

要件定義をするのに必要な「7つの基本要素」。

プロジェクトを成功させるためには、まずはこれらを決めることからスタートします。

そのうえで、顧客にヒアリングしながら目的・対象・成功指標の整理を行い、プロジェクトメンバー全員で共通の認識を持っておくことで、プロジェクト後期になってから認識のずれや方向性の違いが発覚・・・という事態を防ぐことができます。

必要なページを洗い出す

次に、必要となるページを検討していきます。

一つ前の工程で整理した目的・対象・成功指標から、ユーザーが対象ページでどのようなことができるかを考えていきます。

また、サイトリニューアルの場合は既存データの洗い出し・情報整理を実施します。

特に、過去の情報や記事などを新サイトでも引き継ぐかどうかを決めておく必要があります。

資料のように一覧表にし、ページ単位で更新性や、想定している更新担当者/体制についても、整理しておくことをおすすめします。

避けては通れない技術要件

このあたりはエンジニアの領域にはなり、難易度も様々ですが、Webサイトを公開するためには非エンジニアの場合も避けては通れない部分です。

技術要件については詳しくなることができれば理想ですが、まずは基本を知ることが大切です。

非エンジニアにおいては、まずはこのような技術要件を決める必要があるという認識からスタートし、徐々に知識をキャッチアップしていただくと良いと思います。

特に、サーバー・インフラ選定については、公開前の制作途中で決まるようなプロジェクトの流れだと、制作スケジュールの後半が厳しくなってくるでしょう。

CMS(コンテンツ管理システム)についても、制作に取り掛かる前に決定する必要があります。

よくあるトラブル

サーバー移管やリニューアル時、ドメイン・DNSについて確認不足があると、そもそもサイトが公開できない・・・という事態にもなりかねません。

顧客にヒアリングしながら、事前にしっかりと調査・認識しておく必要があります。

外部連携と機能要件

「問い合わせフォームから送信された顧客情報が、使用しているMAツールに自動でインポートされるようデータ連携したい」

Web制作ではこのように、MAツールやCRM等といった外部ツールとのデータ連携が求められる場合も。

この時、顧客からは早めにツールへのアクセス権限の譲渡をしてもらい、連携が可能かどうかの検証を行ったうえで、実装の可否を判断し、そのうえで対応を行っていく必要があります。

デザインと更新性のルール

デザイナーやディレクターにとっての要件定義の重要性

エンジニアだけでなく、デザイナーやディレクターが要件定義を理解しておくことも非常に重要です。

例えば、サイトに掲載する「セミナー情報」はどういったルールで「開催終了ステータス」に移行するか?など、細かい運用ルールや機能要件、テキスト量の変動(少ない場合・多い場合)などを事前に把握・定義しておくことが重要で、そのうえでデザインを作成することで、後の手戻りやエンジニアとの認識のズレを大きく減らすことができます。

また、ディレクターにとっても、公開直前の追加要望による「プロジェクトの炎上」や「言った言わない」のトラブルを避けるためのリスクヘッジとなります。

サイト公開後の、ユーザー操作や使い勝手をイメージする重要性

ユーザーにとっての機能性や更新のしやすさを考えたとき、上記の3点についても把握しておく必要があります。

さらに、動的コンテンツや画像の取り扱いなどについては、デザインカンプではその挙動(どう変化するか、制限など)を見落としがちになるため、これらについても事前に取り決めておくのがおすすめです。

よくある例を以下に挙げます。

原稿作成と素材収集

コツはフォーマット選びにあり

例えば、新しく制作するWebサイトはコラムのような読み物もあれば、大量の製品・物件情報などを掲載する必要があるかもしれません。 

前述で紹介している「必要なページの洗い出し」の工程で、どのようなページが必要となるかが明確になっていれば、ここでのフォーマット選びが容易になります。

フォーマットに沿って、顧客の協力を得ながら情報を収集していきます。

ただし、一気に収集する必要は無い

原稿の収集を行う際はフェーズによって収集のタイミングを分けると、顧客側の負担も少なくおすすめですが、この辺りも顧客とあらかじめ合意を取っておくとよいでしょう。

リニューアルでよくある失敗

既存資産の棚卸し不足

サーバー内に置かれている無数のファイル(LP・静的HTMLなど)は見落としやすいため、あらかじめ棚卸しをして、リニューアル後のサイトに移行するのか、削除するのかなどを顧客との話し合いのうえ、決定しておくことをおすすめします。

SEO引き継ぎ不足

元々のサイトで設定されていたSEO設定が、リニューアル後のサイトに引き継がれておらず、サイト流入が減少してしまうことがあるため、注意する必要があります。

既存記事コンテンツの引き継ぎ精度の合意漏れ

旧記事の書式や画像サイズなどをそのままリニューアル後のサイトに移行するのは難しいため、移行の必要性や、移行するならば表示崩れの許容ラインなどをあらかじめ顧客と合意と取っておくと、後々のトラブルを防ぐことができます。

まとめ

要件定義をすることで、

  • サイト制作の目的についての認識を関係者全員で揃えることができる
  • 誰に何を伝え、どう行動してほしいかを整理できる
  • 技術要件の決定を後回しにせずに済む
  • 公開後の運用設計やSEO精度の引き継ぎが漏れなくできる

その結果、プロジェクトを成功に導くことができます。

まずは、目的・対象・成功指標・運用観点を、サイトマップベースで整理することから始めてみてください。

おわりに

今回のセッションでは参加者からもたくさんの質問が寄せられ、大盛況のうちに終了しました。

登壇直後のワタナベさんにお話しを聞いたところ、今回のセッションはどの本やネットにも載っていない、今までのキャリアから導き出したノウハウであり、3年前くらいの自分が知っておきたかったことを詰め込んだ内容だったと教えてくれました。

実際には案件内容に左右される部分はあるため、今も試行錯誤する日々が続いているとのことです。 

Grow Groupでは、今後も培ってきた技術ノウハウや現場の知見を、セミナーやこのナレッジブログを通じて発信していきたいと考えています。

Webサイトの新規立ち上げやリニューアル、要件定義からのしっかりとした設計をご検討の企業様は、ぜひお気軽にGrow Groupまでご相談ください!

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著者情報

弊社エンジニアが執筆したWordPress標準デザイン講座が出版されています弊社エンジニアが執筆したWordPress標準デザイン講座が出版されています
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