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Webサイト制作における「クロージングミーティング」とは?サイト公開して終わらせないためのポイント

ざきやま
  • コンサルティング
  • ディレクション
公開: 2023.02.03

皆さんはWebサイト制作を行う際に、クロージングミーティングを行っていますか?
プロジェクトをスタートするキックオフミーティングは行っていても、クロージングミーティングを行っている方や会社というのは少ないのではないでしょうか。
この記事ではGrowGroupが考える「クロージングミーティング」を行う目的と、その実施方法、ノウハウなどをご紹介します。

こんな方にオススメ

  • クロージングミーティングとは何か知りたい方
  • プロジェクト終了後の振り返りを行いたいが、何をしたら良いかわからない方
  • プロジェクトの成果を可視化したい方
  • Webサイト公開後も効果の高いサイト運用を続けていきたい方

 

上記のような方に、クロージングミーティングについてご紹介します。

Webサイト制作には、目的や背景などを振り返るタイミングが必要です。
なぜならWebサイトは運用をしていく必要があり、公開した後からが「実質のスタート」となるためです。

新規サイトやリニューアルサイトを公開して終わりではなく、その後どのように成果が出たのか、まだ改善点がないのか。をしっかりと振り返るクロージングミーティングは非常に大事ですので、この記事を参考にぜひ実施してみてください。

クロージングミーティングとは

プロジェクト終了後に、プロジェクトメンバーが集まり振り返りを行うことを「クロージングミーティング」といいます。
クロージングミーティングでは、社内のメンバーと行うこともあれば、クライアントとクロージングミーティングを実施することもあります。

なぜクロージングミーティングが必要なのか

前段でお伝えした通り、そもそもWebサイトは日々運用していくものなので、公開後のPDCAサイクルの繰り返しが非常に大事になってきます。
公開後、第1回目のCheck(測定・評価)として、クロージングミーティングを行うことで、次のステップとなるAction(対策・改善)につなげ、最適な運用サイクルを実現することができます。

実は、GrowGroupも数年前まではクロージングミーティングを実施しておらず、Webサイト公開までがゴールとなっていた時代がありました。
クロージングミーティングを行わないと、「どのような目的」のもと「どのような施策」を行い、その結果「どんな成果」が出たのか振り返りができず、組織やチームメンバーのノウハウが蓄積できないという大きなデメリットもあります。

現在は、プロジェクトのワークフローにクロージングミーティングを組み込み、必ず実施するようにしております。
実施することで成果に有効なノウハウが「組織や個人の財産」となり、「クライアントの目的に沿った最適で効果的な施策のご提案」につなげることができるからです。

クロージングミーティング実例

クローズミーティングでは、社内(プロジェクトメンバー)社外(クライアント)と2段階で行っております。

社内のクロージングミーティングでは、Webサイト公開後おおむね1カ月半程度経過した段階でKGI・KPI策定した内容をもとに、各プロジェクト担当であるプロデューサー、デザイナー、エンジニアなど各工程の担当メンバーで振り返りを行います。

振り返る内容は以下のものとなります。

  • KGI・KPI策定の振り返り
  • サイト公開後のアクセス解析の動向
  • 今後の課題や改善内容について
  • サイト運用での懸念事項

上記をもとに、クライアントとのクロージングミーティングも同様に行い、今後のサイト改善のご相談やサイト運用でのお困りごとなどを確認し、新たな課題に向けて進行をしていきます。

クロージングミーティングの実例(参考)

クロージングミーティングのドキュメントは同時編集ができるようなGoogleスプレッドシートを活用しています。

社内クロージングミーティング例

社外クロージングミーティング例

クロージングミーティングの流れ

納品・公開

納品後、1カ月~1ヵ月半をめどにクロージングミーティングを設定します。
1カ月~1カ月半ほど期間をあけている意味は公開後の数値を1カ月ほどデータ計測の期間として要するためとなります。

プロデューサーによるKGI・KPIの振り返り(Googleアナリティクスを使用)

プロジェクトスタート時にKGI・KPIなどの数値目標を策定している案件については、実際の数値目標の振り返りを行います。

社内クロージングミーティング(プロジェクトメンバー)

各工程を担当したプロジェクトメンバーと上記の社内用のクロージングミーティングを活用して実施を行います。

社外クロージングミーティング(クライアント様)

クライアント用のクロージングミーティングを活用して実施を行います。

新たな課題に向けて施策考案、実施

必要に応じて更なる課題や、継続的な課題に対して有効となる施策のご提案を行い実施に向けて進めていきます。

クロージングミーティングで利用するツール

アクセス解析ツール「Google Analytics」

Webサイトのアクセス状況を分析できるツールです。
リニューアル前とリニューアル1ヶ月後でどう数値に変化が出たか分析を行うのに利用します。

SEOツール「Pascal」

Webサイトのコンテンツ分析や、キーワード選定を行う際に現状分析、競合分析が実施できるツールです。
クロージングミーティングでは、リニューアル前とリニューアル1ヶ月後でSEO状況がどう変化したか、上位表示キーワードに変化があるかなどを調査します。

ヒートマップツール「Clarity」

ヒートマップツールとは、クリックエリアやスクール率(可読率)などアクセス解析では把握できないページ内のコンテンツを分析するツールとなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

クロージングミーティングは、プロジェクトを完了させるためだけに行うものではなく、
社内側には、業務改善や施策の有効性をノウハウとして蓄積し、
クライアント側では、次なるサイト運用の最適化につなげるために重要なミーティングとなります。

GrowGroupでは、WebサイトのKGI・KPI策定によるWebサイトの戦略設計の策定やWebコンサルティングも行っています。
Webサイト運用でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

ぜひ一度お話をお伺いして最適なご提案をさせていただきます。

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著者情報
Webプロデューサー
ざきやま

2021年に、WebエンジニアからWebプロデューサーへとキャリアチェンジいたしました。
4年間のエンジニア経験のもと、機能性が高くユーザーにとっても編集者にとっても使いやすいWebサイトのご提案を得意としております!


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