ホームページやアプリ開発などを行うときに必ず必要となるのがプログラミング言語の活用です。実際に、これからプログラミング言語を学んでWebサイトなどの立ち上げを検討している方もいるのではないでしょうか。プログラミングと一言でいっても種類がたくさんあります。そこで、今回は開発現場で頻繁に使われる人気プログラミング言語を11種類ご紹介しますので、学びたい言語がまだ決まっていない人は、ぜひチェックしてみてください。
目次
人気プログラミング言語11種類を徹底比較
日本で人気のあるプログラミング言語は11種類あります。早速特徴などを見ていきましょう。
JavaScript
JavaScriptはWeb業界で非常に人気のある言語です。比較的歴史を持った言語で、1995年に開発されました。元々、Webサイトに動きを加えるために使われていました。例えば、スライドショーを実装したり、フェードイン・フェードアウトを取り入れたりするときに活用されていました。今でもWebサイトに動きを加えるために使われることも多いですが、活躍の場は広がっています。例えば、アプリ開発やUnityを使った3DゲームなどもJavaScriptで開発することが可能です。また、Node.jsの登場により、サーバーサイド開発にも使われることがあります。
メリットは、習得すればさまざまなシステムを組めることです。また、フレムワークが豊富なため、時間を短縮してシステムを作ることができます。
Python
Pythonは、Webアプリケーションやデスクトップアプリ、組み込み系のシステムで使われるプログラミング言語です。近年では、人工知能や機械学習が注目されていますが、そのようなシステムを組むときにPythonが使われています。そのため、日本でも注目度がアップしている言語です。
特徴としては、文法が非常に読みやすい点です。そのため、従来からアメリカでは学習言語として取り入れられることが多く、日本でも現在ではPythonからプログラミング言語を学ぶ人が増えています。
また、JavaScriptと同様に、Web開発や自然言語処理など複数のライブラリが準備されているため、効率的に開発を行えるという点もメリットとなります。
Java
古くから使われている言語で、今でもWeb開発で使用されるなど、比較的人気が高くなっています。主に活用されることが多いシステムとしては、Androidアプリや業務システム開発、Webアプリケーションやゲーム開発です。
特徴は、高性能という点です。プラットフォームに依存せず、保守性が高いため、ほかの言語と比較して性能が高くなっています。また、参考文献が多いです。そのため、エラーが発生したときでも調べれば自分で解決できることもあるため、学習言語として用いられることもあります。
PHP
コミュニティベースで開発された言語で、Web開発など幅広い場面で使われます。PHPは、JavaScriptとは違い、サーバー側で実行され、クライアントのリクエストに対して、レスポンスをするという仕組みを採用しています。
PHPが使われるところで有名なのが、WordPressです。WordPressはCMSと呼ばれ、コンテンツ管理システムのひとつになります。現在では、ホームページやブログはWordPressで開発されていることが多いため、Web開発をする上で欠かすことができない言語となっています。
C
とても知名度の高い言語のひとつで、AT&Tベル研究所で1972年に開発されました。主に、Webアプリやスマホアプリ、ロボット開発などで使われます。
基本的に、初心者では習得しづらい言語と言われています。特に、ポインターの概念がわからずに挫折する人が多く、初学者にはおすすめできないプログラミング言語です。また、仕事市場ではC言語習得者を求めているところもありますが、JavaScriptやPHP、Pythonよりも少なくなっています。
C++
C++はC言語を拡張したオブジェクト指向型のプログラミング言語です。そのため、C++を使いこなすためには、C言語の理解が必要不可欠となります。
主に、統合開発環境を使ったスマホアプリ開発や業務システム、Webアプリケーション、ゲーム開発などに使われています。基本的に初心者の方が学ぶことは難しいです。ほかの言語に比べて可読性が低いため、コードが難解となっています。
しかし、ソフトウェアの動作は速いといわれています。その理由はメモリを直接制御したり、節約したりする機能が設けられているからです。そのため、負荷がかかりやすい大規模アプリケーション開発に向いているプログラミング言語となっています。
C#
C#はMicrosoftが開発している言語です。Cという文字が言語名に含まれていますが、C++のようにC言語をベースに作られたものではありません。文体は、Javaに似ており、普段Javaでシステム開発をしている方であれば、容易に習得することができるでしょう。
C#はWindowsアプリケーションやホームページなどの開発に使われます。主に、Visual Studioで開発されることが多いです。
特徴としては、コードがわかりやすく初心者でもとっつきやすい点です。そのため、はじめてプログラミング言語を学ぶ方にも選ばれる言語となっています。
Shell
Shellは、Linuxなどのオペレーティングシステムを動作させるために使われるプログラミング言語です。例えば、Shellを使用すれば、ファイル操作やアプリケーションの実行などを行うことができます。
一般的には、サーバー開発で使われることが多いです。そのため、インフラエンジニアが習得しておきたい言語となっています。
TypeScript
JavaScriptからあらゆる機能を継承しており、Microsoftによって開発されたオープンソースのプログラミング言語となっています。
特徴は、classを継承することができることです。そうすることで、classが持つ機能をほかのclassに拡張できるため、実装スピードが早くなります。また、型チェックがしっかりとしているため、文字列に数字が入ってしまったりする心配なども少なくなります。
Ruby
日本で開発された言語で、世界でも人気があります。特徴は、記述量が少ないことです。そのため、少ないコードでさまざまな機能を付け加えることができます。また、スクリプト言語となっているため、コンパイルする必要がありませんので、実行やデバッグも素早く簡単に行えます。
Swift
Apple社が開発した言語で、MacやiPhoneなどのアプリケーション開発で使われます。従来までは、Objective-Cが使われていましたが、現在ではSwiftがiOS開発に用いられています。
現代的なプログラミング言語となっており、JavaやPythonなどさまざまな言語のいいところをつまみだしたような言語です。他の言語と互換性を持ち、迅速なパフォーマンスができることから人気があります。
プログラミング言語習得よりも制作会社に依頼するほうが早い!
自分が構築したいWebサービスがすでにあり、その実現のためにプログラミング言語を学ぼうとしている方もいるのではないでしょうか。実際に、プログラミング言語は難解で簡単に習得できるものではありません。そのため、ある程度予算がある方は、制作会社への依頼を検討するといいでしょう。
制作会社に依頼をすれば、すでに言語を習得しているエンジニアが制作にあたってくれるので、効率的にシステムを構築できます。また、制作を任せることでほかのことに時間を割くことができます。メリットが多いため、予算がある方は依頼することをおすすめします。
まとめ
人気のある言語はたくさんあります。これから学びたいという方は、ご紹介した中から選ぶといいでしょう。しかし、システムの構築を優先させて早くサービス展開をしていきたいという方は、制作会社に依頼したほうが効率的でしょう。