ドメインをどのように決めればいいのかわからないという方もいるのではないでしょうか。ドメインはWebサイトにとってとても重要であり、一度取得したら長く付き合っていくことになります。そのため、慎重に選びたいという方が一般的です。そこで、今回はドメインの決め方&選び方を解説していきますので、興味のある人はぜひチェックしてください。
ドメインについての簡単な説明
Web制作に携わっていない方の中には、ドメインとは何か疑問を持たれている方もいるのではないでしょうか。ドメインとは、WebサイトのURLの一部のことです。例えば、こちらのサイトでは下記のURLの赤文字部分がドメインということになります。
・https://grow-group.jp/
ドメインは簡単に言えば、インターネット上における住所のようなものです。元々、住所はIPアドレスとなっています。それは16進数で表現されており、非常にわかりづらくなっています。具体的には、218.162,〇〇○のような数字で割り当てられています。ドメインを使用することで、IPアドレスを文字に変更することができるため、住所を人が見て覚えやすくなるというわけです。
独自ドメインと共有ドメインの違いについて
共有ドメインは下記のように赤文字部分しか変更することができません。
・https://○○○.〇〇○.com
青文字部分は皆同じ表記になります。基本的に共有ドメインは、無料ブログサービスなどで使われることが多いです。そのため、ホームページなど自分のサイトを持ちたいという方は利用しません。
一方、独自ドメインはオリジナルのものを持つことができます。下記の赤文字部分を自由に変更することが可能です。
・https://〇〇○.com
そのため、レンタルサーバーやVPS、クラウドサーバーでWebサイトを立ち上げるという方は独自ドメインを取得しなければなりません。
ドメインの正しい選び方
早速、ドメインの正しい選び方を解説していきます。
まずは適切なTLDを選択しよう
ドメインを決める前に、まずは正しいTLDを選択しなければなりません。そのため、TLDの種類にはどのようなものがあるのか知っておくといいでしょう。
ショップサイトやブランドサイトのTLD
ショップサイトやブランドサイトを立ち上げるという方は、下記の2種類の中から好みのものを選択するといいでしょう。
・.jp
・.com
基本的に洋服やブランド品を売るサイトには「.jp」もしくは「.com」を使用するのが一般的です。例えば、有名なショッピングサイトZOZOTOWNは、「.jp」を使用していますし、LOUIS VUITTONでは「.com」を使っています。
企業サイトのTLD
企業サイトやコーポレートサイトには「.co.jp」が使われています。一部上場企業のほとんどがこのTLDを採用しています。その理由として、「.co.jp」は日本国内で登記のある企業しか取得できないからです。そのため、このドメインを取得すれば、会社として信憑性が増します。
しかしながら、企業サイトであっても「.co.jp」を使わないというところは多いです。例えば、ZOZOやソフトバンクでは「.com」や「.jp」を使用しています。もちろん、今後変更されることもありますが、何が言いたいかというと、企業サイトやコーポレートサイトだから「.co.jp」でなければならないということはないということです。
キャンペーンサイトのTLD
キャンペーンサイトや特設サイトでは、下記のようなTLDを使うことが多いです。
・.jp
・.com
そのため、キャンペーンを開催する予定があり、それをインターネット上で宣伝するためにサイトを立ち上げるという方は「.jp」や「.com」を使用するといいでしょう。
個人ブログのTLD
個人ブログやアフィリエイトサイトで使用されるのは下記のTLDです。
・.com
・.net
しかし、基本的には個人ブログやアフィリエイトサイトの場合、あまりこだわらないというケースが多いです。そのため、できるだけ安価のものを選ぶという方も少なくありません。
イベント開催のためのサイトのTLD
イベントやコミュニティ開催のために使われるWebサイトには下記のようなTLDが多く使用されています。
・.info
・.jp
・.com
イベント情報を公開するためのサイトを立ち上げる人は、参考にするといいでしょう。
WebアプリなどのTLD
アプリやゲームなどの公式サイトには下記のようなトップレベルドメインが使われます。
・.com
・.net
基本的にゲームのイベント情報やお問い合わせをサイト上で受け付けます。
地域に根ざしたサービスを提供するサイトのTLD
解説されているサイトが少ないですが、地域に根ざしたWebサイトを制作したいという方は、都道府県や市町村の名前が使われたTLDを使用するといいでしょう。例えば、「.tokyo」や「.nagoya」などのドメインがあることをご存知でしょうか。そのほかにも都道府県や市町村の名前が入ったさまざまなTLDがあるので、地域の人たちに商品を販売するという方は利用を検討するといいでしょう。
サイトを象徴するドメイン名を選択しよう
TLDが決まったらいよいよドメイン名を決めていくことになります。決めるときのポイントは、サイトを象徴するドメインを選択することです。例えば、企業サイトなら企業名を入れるといいでしょう。また、ショッピングサイトならショップ名を取り入れるとサイトを象徴するとドメインになります。サイトのタイトルや取り扱う商品と関連性の高いものを選択することで、訪問者に印象を与えやすく覚えてもらいやすくなるでしょう。
シンプルなものを選ぼう!
そのほかの選び方のポイントとしては、シンプルで短いものを選択することです。1単語のみで取得できたり、2単語で済ませたりできれば、シンプルなものを選ぶことができるでしょう。基本的に3文字以上、63文字以下で半角英数字および「-」のみを使用し、すでに取得されていないドメインであれば誰でも自由に決めることができます。しかし、短いほうが覚えてもらいやすいですし、安心感も持ってもらえるのでおすすめです。
注意点としては、短いものはすでに使用している人がいたり、月額料金が高額だったりします。そのため、慎重に検討しましょう。
スペルがわかりやすいものを選択しよう
わかりやすいスペルのものを取り入れるといいでしょう。検索エンジンから集客するという方もいますが、URLを口頭や紙に書いて伝えるということもあります。その場合、スペルがわかりづらいと誤ったURLで伝えられてしまうこともあるでしょう。しかし、わかりやすいスペルを採用することで、誤った表記でURLが伝わってしまうというトラブルを回避することができるので便利です。
正しく選べるか不安な人は制作会社に相談しよう
基本的にドメインを決める場合、解説したポイントを意識して選ぶことになります。しかし、はじめてWebサイトを立ち上げるという方の中には、うまく決められないという方もいるでしょう。また、決めて取得できたとしても、どのようにWebサイトと関連付けをすればいいのかわからないという人も少なくありません。もし、ドメインに関して不安があるのなら、制作会社に依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
制作会社では、正しい決め方でドメインをいくつか提案してくれます。また、Webサイトとドメインの関連付けはもちろんのこと、Web制作も一括で任せることができるので、負担を一気に少なくできます。そのため、メリットを感じる方も多いでしょう。
まとめ
詳しく説明しましたので、ドメインの決め方が理解できたという方も少なくないでしょう。ドメインはWebサイトがある限り、長く付き合っていくことになるので、慎重に選ぶことをおすすめします。