WordPressでWebサイトを運営するにあたって、重要になってくるのがサーバー選びです。サーバーの選び方は人それぞれ異なりますが、初心者にはレンタルサーバーをおすすめします。今回は、なぜレンタルサーバーがおすすめなのかという点から選び方まで紹介するので、サーバーの選び方で悩んでいる方はチェックしてみてください。
目次
レンタルサーバーとは
レンタルサーバーとは、簡単に説明するとWebサイトを運営するための空間を貸し出してくれるサービスのことを言います。サーバーは自分自身でサーバー機を購入するなどして作ることは可能ですが、全て準備しようと思うとそれなりに費用と知識が必要になります。それに比べてレンタルサーバーは、契約をして月額費用を支払えば即日からWebサイトを運営することが可能になります。時間と手間がかからないことから、Webサイトを個人運営する場合やWordPress初心者に人気を集めているサービスとなっています。
レンタルサーバーのメリット
WordPressを使用してWebサイトを始めたいと思っている人の中には、実際にレンタルサーバーを検討している方も多いのではないでしょうか。ここでは具体的にレンタルサーバーのメリットについて紹介するので、どのような魅力があるのかチェックしたい方は参考にしてみてください。
独自のドメインが取得できる
レンタルサーバーを利用するメリットの一つに、独自ドメインの取得があげられます。例えば無料のブログサービスなどでは、多数の人が同じドメインを使用しているので、自分だけの空間を作ることはできません。共同で生活をするということになるので、万が一トラブルが発生した場合は自分たちのサイトにも影響が出る可能性があります。しかし、独自ドメインなら自分だけの部屋を持つことができるので、他のサイトのトラブルが影響するということはありません。自分たちだけのサイトを快適に運営していきたいと思っている方は、できる限り独自ドメインを取得できるレンタルサーバーを利用した方がいいでしょう。
積み上げてきたものがゼロになることがない
多数の人が同じドメインを取得している場合、万が一サーバーが移転するとなった時には積み上げてきたものがゼロになり、再スタートという結果になってしまいます。これまでやってきたことがゼロになることだけは避けたいと思っている方も多いでしょう。レンタルサーバーなら万が一サーバーが移転してもドメインが変更されることはないため、ゼロから再スタートとなることはありません。月額費用をしっかりと支払っていれば長く続けていくことが可能なので魅力的です。
広告などが勝手に挿入されないので自由なサイトデザインが可能
多数の人たちが同じドメインを使用しているサイトでは、挿入したくない広告が勝手に掲載されてしまうことがあります。勝手に掲載されることでサイトのデザインが変わってしまったり、思うような収益が得られなかったりする場合もあるので不満に思う部分も多くなります。しかし、レンタルサーバーなら自分だけの部屋を持つことができるので、勝手に興味のない広告を掲載されたりする心配はありません。収益に直結する広告だけを自由な位置に掲載することができるので魅力的です。WordPressを使って自由なサイトデザインを希望されている方は、レンタルサーバーの使用をおすすめします。
WordPressにおすすめのレンタルサーバーの選び方
WordPress初心者にはレンタルサーバーがおすすめですが、全てのレンタルサーバーがおすすめかとういとそうではありません。選び方はとても重要になるので、ここでは何を選ぶべきかよくわからない方のためにチェックポイントを紹介していきます。
MySQLデータベースが使えるかを確認しよう
レンタルサーバーを選ぶ際に、まずチェックしておきたいのがMySQLを使えるかどうかです。MySQLは、サーバーにシステムを置いてデータの取得や更新ができるもののことを言います。特にWordPressを使用する場合、文章を書いたり、それを更新したりすることがあります。MySQLデータベースがないと、レンタルサーバーがあっても思い通りに使えないということになるので、事前にチェックする必要があります。万が一MySQLが使えない場合は、WordPressではSQLiteが使えるなら問題ないのでSQLiteが使えるかもチェックしておいた方がいいでしょう。
サーバーの安定性は事前にチェック
Webサイトの運営をしていくにあたってレンタルサーバーを使用する場合、サーバーの安定性に関しては事前にチェックした方がいいでしょう。サーバーの安定性を確認する方法としては、サイトを確認する際にしっかりと繋がるか、表示エラーになっていないかなどをチェックしましょう。万が一繋がりにくい場合や、表示エラーになっている場合はサーバーが安定していない可能性があります。繋がりにくいサイトは訪問者が離れてしまう原因となるので、しっかりと確認することをおすすめします。安定性のあるレンタルサーバーを選ぶためには、小規模のサイトなら転送できるデータ量が40GB以上、規模が大きくなるにつれて100GB以上を選べるかチェックしておくと安心です。
表示速度をチェック
WordPressを使用したWebサイトの場合、データベースとのやり取りが多くなるので、表示速度に影響が出る場合があります。表示速度は、遅すぎるとサイト訪問者が離れてしまう要因の一つとなるので、遅くなり過ぎないためにも慎重にレンタルサーバーを選ぶことが大切です。表示速度で悩まないためには、選ぶ際にCPUやキャッシュ処理の高速化を図っているかチェックしましょう。機能面に優れていて高速化を図っているレンタルサーバーなら、よっぽどアクセスが集中しない限りは安心できます。
独自ドメインを取得できるかの確認
レンタルサーバーは独自ドメインの取得が可能ですが、全てのサービスで独自ドメインが取得できるかというとそうではありません。例えば無料のレンタルサーバーだったり、月額料金があまりにも安いサービスでは、独自ドメインの取得ができなかったりする場合もあります。WordPressでWebサイトを作成するならできる限り独自ドメインを取得した方がメリットは多く得られるので、レンタルサーバーを選ぶ際には独自ドメインに対応しているかチェックしておきましょう。
無理のない価格から始めるのも大切
有料のレンタルサーバーは、基本的に一定の金額を支払ったら終わりではありません。契約している以上は毎月必要な金額を支払う必要があります。レンタルサーバーによっても料金は異なりますが、安いものでは1,000円前後、高いものでは数万円以上必要になるものもあります。選ぶ際には機能面や容量も大切ですが、途中で支払えなくなってしまったら今まで積み上げてきたものが無駄になってしまいます。できる限り無理のない料金で契約するようにしましょう。
まとめ
今回はWordPressでWebサイトを作成する際に必要なサーバーについて紹介しましたが、初心者には低コストで手間なく使えるレンタルサーバーがおすすめです。レンタルサーバーには個人でWebサイトを運営するにあたって魅力的な部分がたくさんありましたが、種類も多いので選び方はとても大切です。後悔しないためにも、ここで紹介した内容を参考に自身のサイトに合ったレンタルサーバーを選んでみてください。