これからWordPressでブログをスタートさせようと思われている方もいるでしょう。しかし、実際に始めようと思ってもどのような手順でブログを立ち上げればいいのかわからない方もいるのではないでしょうか。
今回は、WordPressでどのようにブログをスタートさせればいいのかすべての手順を解説します。
目次
【STEP1】サーバーを契約する
ファーストステップはサーバーを契約することです。
アメーバブログなどのレンタルブログサービスを利用すれば、サーバー契約しなくてもブログを構築できますが、デザインを大幅に変更したり、機能を拡張したりすることはできません。
そのため、WordPressで本格的なブログを開設するならサーバーを契約する人が多いです。
サーバーって何?
サーバーとは、ネットワークを介して情報を配信する機器のことです。簡単に表現すれば、スリープしないPCと言えるでしょう。サーバーにWebサーバーとMySQLをインストールすればWordPressを運用することができます。
サーバーのタイプ
サーバーと一言で言っても複数のタイプが存在します。これからWordPressでブログを開始する人は、サーバーの種類も知っておくと為になるでしょう。
レンタルサーバー
レンタルサーバーは、記録メディア(HDDやSSD)のみをユーザー(利用者)ごとにわけて提供しているサーバーのことです。アプリケーションやOS、メモリやCPUなどは他のユーザーと同じものを利用するため、共用サーバーとも言われます。
レンタルサーバーには、すでにWebサーバーやMySQLがインストールされているため、サーバー構築の知識がなくてもWordPressでブログを立ち上げやすいです。また、WordPressのクイックインストール機能を取り入れているレンタルサーバーが多いので、ボタンひとつでWordPressをインストールしてブログを構築できます。
レンタルサーバーの中にも種類がたくさんあります。レンタルサーバーを契約したい人は、こちらでおすすめのレンタルサーバーをご紹介していますので、チェックしてみて下さい。
VPS
VPSは、ユーザー(利用者)ごとにアプリケーション、ゲストOS、HDD、メモリを用意しているサーバーのことです。VPSはroot権限が付与されますので、拡張性に優れています。その反面、WebサーバーやMySQLを自分でインストールしなければならないため、サーバー構築の知識が必要です。VPSのメリットやデメリットをさらに知りたい人は、こちらのページで詳しく解説していますのでチェックして下さい。
自社・自宅サーバー
ハードウェアやサーバー構築の知識がある人や自社サーバーを所有している場合、自社サーバーや自宅サーバーを利用するという方法もあります。しかし、自社サーバーや自宅サーバーは初期コストが高く、保守にも費用と時間がかかるので、特別な理由がない限りレンタルサーバーやVPSを契約してWordPressでブログを始めることをおすすめします。
【STEP2】ドメインを取得する
セカンドステップは、ドメインを取得することです。ブログをWordPressで開設する人の中には、ドメインについてあまり詳しく知らない人もいるでしょう。
ドメインって何?
ドメインとは、インターネット上で情報を公開しているコンピューターを識別するための名前のことです。簡単に言えば、コンピューター(Webサーバー)の住所のことです。ちなみに、弊社のホームページのドメインは「grow-group.jp」となります。
ドメインはどこで取得すればいいの?
ドメインは下記のサービスで取得できます。具体的にチェックしていきましょう。
お名前.com
お名前.comはGMOが提供しているサービスです。他のサービスと比較して、お名前.comは安くドメインを取得できるというメリットがあります。例えば、ドメインによっては、「.jp」を980円から取得できるケースもあります。
Xdomain(エックスドメイン)
エックスドメインはエックサーバー契約者に安くドメインを提供してくれます。そのため、エックサーバーをお使いの方やこれからエックスサーバーを契約する人はエックスドメインで取得することをおすすめします。
MuuMuuDomain(ムームードメイン)
お名前.comと同様に、ムームードメインもGMOが提供しているサービスです。ドメイン申し込み総数が400万件を突破しており、実績豊富なドメインサービスとなっています。
【STEP3】ドメインとサーバーを紐付ける
ドメインでブログを運用するためには、ドメインとサーバーを紐付けなければなりません。紐づけの方法はドメインを取得したサービスによって変化します。そのため、取得した各ドメインサービスで設定方法を確認し、紐付けを行いましょう。
【STEP4】さっそくWordPressをインストールしよう
サーバーとドメインを準備し紐付けすることができましたか。では、さっそくWordPressをインストールしていきましょう。
レンタルサーバーは簡単にWordPressをインストールできる
レンタルサーバーを契約した場合、クイックインストールが準備されているところが多いので、簡単にWordPressをインストールすることができるでしょう。WordPressのクイックインストールはレンタルサーバーの管理画面で行えるケースが多いです。レンタルサーバーを契約した人は、さっそく管理画面を確認してみてはいかがでしょうか。
VPSにWordPressをインストールする
VPSを契約しWordPressでブログを始める人は、WordPressをインストールする前にWebサーバーやデータベース、PHPをインストールする必要があります。WordPressはWebサーバー上で動作するオープンソースソフトウェアです。また、WordPressはコンテンツをMySQLなどのデータベースで管理します。さらに、PHPというプログラミング言語でWordPressは作成されているので、PHPが動作する環境をサーバー内に構築する必要があります。そのため、WordPressをインストールする前にWebサーバーやデータベース、PHPの準備ができていない人は、先にインストールしておく必要があるでしょう。
Webサーバーやデータベース、PHPをインストールできたらWordPressをダウンロードし、Webサーバーのドキュメントルートにファイルを展開します。そして、URLにアクセスするとWordPressのインストール画面にたどり着くことができるでしょう。
【Last STEP】WordPressのテーマを準備する
WordPressをインストールできたら、次はブログの骨格となるテーマを準備する必要があります。ブログに使えるテーマを準備する方法はいくつかありますので、どのような方法があるのかご紹介していきます。
無料テーマを準備する
1つ目の方法は、無料テーマを利用する方法です。WordPressには、いくつかのテーマが無料で配布されており、管理画面からテーマを探してインストールすることができます。無料テーマは費用がかかりませんので、ブログ構築の初期費用を削減できるという魅力があります。しかし、無料テーマを好みのデザインにするためにはカスタマイズが必要なケースがあります。また、自分のブログに合ったテーマを見つけられないことも少なくないでしょう。
有料テーマを準備する
2つ目の方法は有料テーマを活用することです。有料テーマはサポートが付いているものが多く、万が一わからないことやトラブルに遭遇した時でもサポートしてもらいながら解決できます。また、無料テーマに比べてデザインがオシャレなので、HTMLやCSSの知識がなくてもクールもしくはキュートなブログを始められます。こちらのページでは、国産テーマを紹介しています。ビジネス向けとなっていますが、ブログに活用できるテーマもいくつかあるので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
制作会社に依頼して準備する
3つ目の方法は、制作会社に依頼することです。制作会社を利用すれば、ゼロベースからテーマ作成をしてもらえます。そのため、自分オリジナルのテーマを使ってブログを運営することができます。無料テーマや有料テーマを探して自分好みのテーマが見つからない人やオリジナル性の高いブログデザインを取り入れたい方は、制作会社の依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
ブログを本格的に始めようと思うと、サーバー契約やドメイン取得が必要です。また、サーバーとドメインを紐付けたり、VPSならサーバーを構築したりしなければなりません。
もし、自分の力だけでWordPressを使ったブログ立ち上げが難しいと思われる方は、制作会社からサポートを受けてブログを始めてみてはいかがでしょうか。