WordPressを使ってホームページやブログを開設したいと考えている人の中には、WordPressの導入にどのぐらいの費用がかかるのか把握しておきたい方もいるのではないでしょうか。
また、具体的にどのようなことにお金がかかるのか知りたい人も少なくないでしょう。
今回は、WordPressの導入費用について詳しく解説していきますので、WordPressの導入を検討されている人はチェックしてみて下さい。
目次
WordPressは基本無料で使用できる
WordPressはオープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)です。オープンソースのソフトウェアは無償で公開されています。
そのため、WordPress自体は誰でも無料で導入できますし、運用にも費用はかかりません。
しかし、WordPressを導入するためには、ドメインを取得したり、サーバー契約したりする必要があります。
つまり、WordPressは無料で利用できますが、ドメイン取得やサーバー契約に費用がかかるので、その点は注意しましょう。
WordPressのサーバーについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にして下さい。
有料となるポイント項目(テーマ作成・プラグイン・カスタマイズ等)
WordPressそのものに費用はかかりませんが、導入までの過程やテーマ作成、プラグイン、WordPressの管理画面のカスタマイズなどが有料となる場合がございます。
では、どのような点に費用をかけられるのか具体的にご紹介していきます。
①ドメイン・サーバー契約
まず、WordPressを導入する前にドメインの取得やサーバー契約は必須です。
WordPressを導入しなくても、サイトを開設するすべての人が必要となりますので、ドメイン取得やサーバー契約は事前に行っておきましょう。
まだ、契約をしていない人はこちらの記事でWordPressに適したサーバーを紹介していますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
②テーマ作成
WordPress導入にかかる有料のポイント項目として、テーマ作成を挙げることができます。
テーマとは、Webサイトのテンプレートのことです。サイトのデザインや機能はテンプレートに依存します。つまり、テーマによってWebサイトの見た目が大きく変わると言えるでしょう。
WordPressには無料で配布されているテーマもありますが、無料のものは好みのデザインではなかったり、自分好みのものにするためにはソースコードを大幅に改良しなければならなかったりするケースが多いです。そのため、制作会社にテーマ作成を依頼して、好みのテーマを作ってもらう人が多くなっています。
実際に、テーマ作成は制作会社のメイン工程です。そのため、多くのWeb制作会社がテーマ作成のサービスを扱っています。もし、制作会社に依頼してテーマを作成してもらえば、ゼロベースで構築してもらうことができます。
つまり、1から自分好みのものを作ってもらえるのです。ゼロベースで作成してもらうことで、Webサイトのデザインを差別化できたり、企業やショップのイメージに合わせて作ってもらったりできます。このように、ゼロベース制作にはメリットがあるので、WordPressを導入する際にテーマ作成に費用をかける人はたくさんいます。
ゼロベース制作ではなく、配布されているテーマを使いたい人は、こちらの記事で国産テーマを紹介しています。参考にして適したテーマを選んでみてはいかがでしょうか。
③プラグイン
テーマ作成のほかにも、有料のポイント項目としてプラグインが挙げられます。
WordPressのプラグインを導入することで、管理の手間を削減できたり、Webサイトに機能を付け加えたりできます。そのため、WordPressを導入される人は、必ずプラグインを利用することになるでしょう。
WordPressのプラグインについてもっと詳しく知りたい人はこちらの記事がおすすめです。
プラグインで費用をかけるところは、プラグインの導入・設置・カスタマイズです。
はじめてWordPressを使う人は、どのようなプラグインを導入したり、設置したりすればいいのかわからない人も多くいます。
また、管理者によっては、既存のプラグインをカスタマイズして自分好みの仕様に変更したい方もいるでしょう。プラグインの導入や設置、カスタマイズを制作会社に依頼すれば、必要なプラグインがインストールされた状態でWordPressが導入されたWebサイトを運用できます。
そのほかにも、独自のプラグイン制作に費用をかける人もいます。現在では数多くのプラグインが無料配布・有料配布されていますが、絶対に欲しいプラグインがインターネット上に配布されているとは限りません。そのような場合、独自のプラグインを制作する必要があるでしょう。
プラグインは自分で準備することもできますが、開発するとなるとPHPなどのプログラミング言語に関する知識は必要不可欠です。
プログラマでなければ、プログラミング言語を使いこなすことは現実的に難しいでしょう。
また、これから習得するとなると手間がかかります。プラグイン制作を制作会社に依頼すれば、“簡単に”独自のプラグインを入手できるので、魅力を感じる方もいるのではないでしょうか。
④管理画面のカスタマイズ
Webサイトはコツコツとコンテンツを追加・更新して規模を大きくするものです。
つまり、WordPressを導入してWebサイトを開設するよりも、管理に多くの時間を費やすことになるでしょう。
WordPressで運用するWebサイトには、管理者のみが操作できる管理画面があります。
サイトの管理は管理画面で行うことになりますが、管理をしやすくするために管理画面のカスタマイズを制作会社に依頼する方も多くいます。
管理画面をカスタマイズすれば、管理画面のサイドメニューの一部を非表示にできます。
つまり、頻繁に使うメニューだけをサイドメニューに表示させておくことができます。
また、管理バーにオリジナルのメニューを追加・削除することも可能です。
カスタマイズすれば独自の管理画面で運用ができるので、デフォルトのものを使うよりもサイト管理の負担が減ります。
使いやすい管理画面で作業をしたい人は、カスタマイズの依頼を検討してみてはいかがでしょうか。
⑤保守
保守もWordPress導入の際に多くの人が費用をかける有料のポイント項目です。
保守にはテーマやプラグインのアップデートやWebサイトのセキュリティ強化が含まれます。
実際に、Webサイトを運用していると、WordPressのテーマに変更を加えたくなることがあります。また、独自のプラグインの機能を増やしたいという場面に遭遇するケースもあるでしょう。
制作会社に依頼すれば、テーマやプラグインのアップデートといった保守も代行してもらえます。
WordPressが導入されたWebサイトを安全に運用するためには、セキュリティ強化を避けて通ることは難しいでしょう。
過去には、WordPressで運用されているWebサイトがハッキングに遭った事実があります。
そのため、セキュリティは必要不可欠です。制作会社に依頼をすれば、どのような部分に脆弱性があるのかを見つけてもらうことができます。
また、改善策やバックアップといった保守も行ってもらえるので、安全にWebサイトを運用したい管理者は制作会社にセキュリティ強化を依頼してみてはいかがでしょうか。
ちなみにこちらの記事では、WordPressのセキュリティ対策について詳しく紹介しています。WordPressのセキュリティ対策についてもっと知りたい人はこちらのページをご覧下さい。
WordPress制作の費用相場はどのぐらい?
では、実際にWordPress制作の費用相場はどのぐらいになるのでしょうか。結論から述べれば、WordPress制作の費用相場は15万円前後になるでしょう。
制作会社によっても異なりますが、15万円前後お支払いすれば、WordPressの導入や独自テーマの制作も行ってくれます。
また、管理しやすいように、カスマイズをした上で納品してもらうことができるでしょう。そのため、WordPressに関する知識がない人でも、制作会社を利用すれば、Webサイトを好みのデザインにできます。
また、管理画面をカスタマイズしてもらうことで、スムーズに自分たちでWebサイトを更新していくことができるでしょう。
まとめ
WordPressの導入は無料で行うことができますが、オリジナリティ溢れるテーマを使用したい人や管理の手間を少なくしたいという方は制作会社に依頼するのが一般的です。
特に、企業やショップは開設したWebサイトがその企業やショップの“顔”になるので、デザイン性の高いものを手に入れたいと思われる方は多いでしょう。制作費用の相場は比較的安く、多くの企業やショップが利用しやすい価格です。これからWordPressを導入してWebサイトを開設したい人は、さっそく制作会社に見積もり依頼をしてみてはいかがでしょうか。