こんにちは、ざきやまです‼︎
今回はWeb技能の資格「HTML5プロフェッショナル認定試験」について書いていこうと思います。
(※勉強方法はレベル1の内容になるので、レベル2を目指している方はすみませんm(_ _)m)
なぜ今回資格について書こうと思ったのかというと、実際に私がこの資格を取ると決めた時に資格保有者の受験体験ブログをひたすら読み漁ったな〜と思ったからです。
この資格に興味がある方にとって少しでも参考になれば幸いです!
この業界は「資格<実績や経験」なので、資格なんて取ってもあんまり意味ないよ!って思われるかもしれませんが、そもそも資格取得を一番の目的とするのではなく、資格取得という目に見える成果を目標に、自分の知識をもう一度見直し正しい知識を深めていくことが大事だと私は思います。その上で資格取得という目標があればやる気もアップしますよね!
私の場合、マークアップを学び始めた頃はまだまだHTML4.01が主流で、何年も使っていたのでHTML5の使い方や考え方がなかなか頭に浸透できずにいました。そんな時に「HTML5プロフェッショナル認定試験」を知り、これを取得することを目標として1からちゃんと学びなおそうと思ったのが受験のきっかけでした。
特にWebのお仕事は何年もやっていくうちに自己流になってしまいがちです。もちろんそれが悪いというわけではなく、正しい知識を持った上で自分の味を出していくとより良いものになるのではないかと思います。
ということで、本題に入ってまいりたいと思います!
目次
HTML5プロフェッショナル認定試験とは
Web技術系の雑誌なんかを見ると紹介されていることが多い「HTML5プロフェッショナル認定試験」。耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
「@IT スキル調査」によると、今後取得したいWeb技能資格No.1!だとか。
公式ホームページによると下記のように説明されていました。
特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が、HTML5,CSS3,Javascriptなど最新のマークアップに関する技術力と知識を、公平かつ厳正に、中立的な立場で認定する認定資格です。
HTML5と名前にあるのでマークアップだけが出題されると思っていましたが、そうではなくWebの基礎知識からJavaScript、セキュリティ、グラフィックアニメーションなどなど、幅広く出題されます。
認定制度には「レベル1」と「レベル2」の2つのレベルがあり、それぞれ以下のスキルと知識を備えてるIT技術者であることを認定するそうです。
レベル1
- HTML5を使ってWebコンテンツを制作することができる。
- ユーザビリティ・ビジビリティの高いWebコンテンツを設計・制作することができる。
- スマートフォンや車載システムなど、様々なデバイスに対応したコンテンツ制作ができる。
レベル2
- 動的に動作させて高いユーザビリティを実現するリッチユーザインターフェイスアプリケーションを作成することができる。
- マルチデバイスに対応し高パフォーマンスで動作する動的コンテンツを作成することができる。
- システム間連携を行いリアルタイムな情報を提供するアプリケーションを開発することができる。
- スマートフォンなどでネイティブアプリに近い機能を組み込んだ先端のWebアプリケーションを開発することができる。
- APIのセキュリティモデルを理解したうえで開発することができる
私はまだレベル1しか取得しておりませんので・・レベル1について書いていくことになります!
○こんな職業の人向け
- WEBデザイナー
- グラフィックデザイナー
- フロントエンドプログラマー
- HTMLコーダー
- WEBディレクター
- WEBシステム開発者
- スマートフォンアプリ開発者
- サーバーサイドエンジニア
幅広い出題範囲なので、様々な職業の方にオススメされているみたいです。
受験概要については、公式ホームページにてご確認ください!
これやっとけば絶対合格!オススメ本
この資格を取得しよう!と決めたのはいいものの、受験なんて何年ぶりだ・・どう勉強したらいいの?って人も多いのではないでしょうか!私もそうでした。
知識向上のための勉強と、受験勉強ってやり方も違いますし、何より受験日が決められている以上効率よく勉強したいですよね!
もちろん公式で参考書がでているので、それを使って勉強するのはマストなのですが、それだけで合格できるかというと正直微妙です!公式の参考書は割と用語の暗記が求められるようなものが多かったのですが、応用力が求められる問題も出題されるので、その他の書籍で知識を深めておくことが大事だと感じました。
私の場合、「HTML5プロフェッショナル認定資格 勉強方法」とかでぐぐりまくっていたところ、受験経験者の方のブログが結構でてきたので、その方々がオススメする本から勉強しはじめました。
以下、私が受験勉強として利用した本を紹介します。
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1 対策テキスト&問題集
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1
対策テキスト&問題集
先ほど申し上げたとおり、資格に対しての対策本を利用するのはマストでしょう!
その中でも受験経験者のブログや通販サイトのレビューを参考にして私はこれを選びました。
用語→それに対しての説明、といったように用語の解説が主になっています。
カテゴリの最終に練習問題があるのもよかったです。
ただ、この1冊だけの内容を暗記するだけでは合格は厳しいかと思います・・。
用語ひとつひとつをネット検索→深堀りして、実践できるものであれば実践しながら覚えるといいと思います。
よくわかるHTML5+CSS3の教科書
レベル1ではHTML5/CSS3でのマークアップ問題が一番多く出題されます。
出題範囲の重要度(1〜10)でいくと9,10と公式では表記されています。
要素や属性、CSSプロパティなどを全て暗記した上で、実践でマークアップできるようにしておくといいと思います。
そこでこの書籍を利用して応用力を身につけます。
内容はほんとに入門といったところから、上級者でも「なるほど」となるような知識まで書かれていました。
日頃なんで?どうして?と思っていて後回しにしていたことが解説してあったりして、マークアップへの理解が深まった一冊です。
HTTPの教科書〜強靭な技術力と柔軟な思考を味方にするWebプロトコルの基礎〜
HTTPの教科書
〜強靭な技術力と柔軟な思考を味方にするWebプロトコルの基礎〜
レベル1の出題範囲「Webの基礎知識」ではHTTP,HTTPSプロトコル(重要度8)がでてきます。
例えば、
(例題)
HTTPプロトコルにおけるExpiresヘッダフィールドに関する記述として間違っているものを1つ選びなさい。
A キャッシュを利用する事でウェブページに関するロードの高速化が期待できる。
B HTTPリクエストに付加され送信される。
C キャッシュの有効期間期限を指定できる。
D スクリプトやスタイルシートにも利用できる。
E HTTP/1.1において、Cache-Controlフィールドのmax-age指示子がある場合は、Expiresフィールドは上書きされる。
※公式ホームページのサンプル問題より
http://html5exam.jp/measures/lv1_1.html
このような問題が出てきます。Webサイトを作る仕事をしてるよ!という方でも、このへんの知識はなんとなくしかわからないって方が多いのではないでしょうか。(私は勉強する前はさっぱりでした!笑)
表のことはわかっていても、裏のことはなかなかわからないものです。
この本はかわいいイラストとセリフを使ってわかりやすく説明されており、HTTPが生まれ進化していった歴史から、Webでの攻撃技術や脆弱性なども解説してあります。
難しい内容ではありますがとっても読みやすいのでオススメです!
この3冊とネットで深掘りして補足していく方法で余裕で合格できると思います!
サンプル問題は勉強を始める前に1度、一度全書籍を読破した後に1度、最後に試験前日にもう1度と3回行うことをオススメします。
それぞれ間違えた箇所は、書籍を見直すだけではなくネットで深掘りして更に追求していくと忘れにくくなります!
私の場合は上記3冊を電子書籍で購入したので、紙媒体のものもひとつ欲しいな〜と思ってもう1冊「HTML教科書 HTML5レベル1」という書籍も購入しました。書き込みや、試験前にさっと目を通すにはやはり紙媒体がいいですね〜。
レベル1であれば正直ここまでしなくても合格できると思われるかもしれません。
実際に重要度の低い項目(試験では1、2問しかでない項目)は捨てたほうが効率がいい、との意見もあります。
ですが、本来の目的は知識をつけるための勉強、ということであれば重要度に関係なく手を抜かずに勉強しましょう!
受験から資格証明書発行まで
HTML5プロフェッショナル認定試験は民間資格なので、国家資格のように年に1、2回しか受験できない!というようなことはなく、いつでも好きな日に受験予約をし受験することができます。試験会場も各県にあります!
だからといって、「勉強し終わったら予約しよ〜_(:3 」∠)_ 」というような気持ちではなかなか勉強もはかどりません。笑
ぜひぜひ勉強を開始する日から1ヶ月後、など先に受験の予約をしてしまうことをオススメします!
申し込み方法は公式ホームページにのっていますので割愛いたしますが、LPI-IDというものが必要になります。(無料の会員登録のようなものです)
受験当日、簡単な持ち物検査を行った後、教室へと案内されました。
パソコンで出題される問題を解いていくのですが、ミニホワイトボードのようなものを渡されたので、計算などに利用できます。(会場によって違うかもしれません)
出題問題数は60問、所要時間は90分なのですが、私の場合時間ギリギリでした。他の方のブログを見ても時間ギリギリだったという方が多かったので、わからない問題や時間がかかりそうな問題はどんどん後回しにしてわかるものから解いていくことをオススメします。
試験終了後になるとびっくりするくらい早く合否結果がでます。笑
「は〜終わった〜。え、もう出てる!?」という驚きの早さでした。私は後日結果が来るものだと思っていました・・。
受験料も高いので絶対に落ちることは許されないと思って臨んだのですが、無事!合格することができました(^^)v
合格すると「HTML5プロフェッショナル認定資格 レベル1」に認定され、認定後2週間ほどで認定証・認定カードが発行されます。
▼認定証・認定カードのサンプル(公式ホームページより)
あとは名刺などにも認定者であることを証明できるロゴを表示することができます。
▼ロゴマークの使用例(公式ホームページより)
(´-`).。oO(名刺に資格がいっぱいのってたらかっこいいかな〜。)とか妄想していたのですが、まだまだレベル1・・。
レベル2になってから載せたいと夢をみているざきやまでした。
今後はレベル2を目指して頑張ってまいりたいと思いますので、レベル2についてのブログはまたいつの日か!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!