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WordPressのマルチサイトを利用した、多店舗のWebサイト構築のご提案
  • Webサイト

大阪から東京まで、20店舗のボウリング場を運営している、株式会社グランドボウル様のWebサイトリニューアルを担当させていただきました。1つのWordPress20店舗分のWebサイトを管理、運用するご提案させていただき、運用効果が出ている事例でございます。

必要な部分を外さない、柔軟な対応でWebサイトをリニューアル

設計段階から更新性とモバイルファーストを重視し、構成ラフやデザイン等の成果物もスマートフォン版で制作。

リニューアル前のアクセスデータから、8割以上のユーザーがスマートフォンからのアクセスを行っていることがわかりましたので、リニューアルにおいてもスマートフォンを重要視して制作を行いました。

設計からデザインにおいて、実機で確認できるようにモックアップを作成し、実際のユーザーの見え方の上で各ページの構成やナビゲーションを決定。

また、数年に渡り複数店舗の運用を行う上で命ともなる更新性を考え、各ページにおいてほとんどのコンテンツを自社内で更新できるようにシステム設計を行いました。

▲ 弊社では Adobe XD にて設計 ~ デザインを行っており、ブラウザ上や実機で確認可能な形で構築しています。

管理画面から構築し、リニューアル前から更新環境を準備

通常、Webサイトを制作する場合、設計 => デザイン => コーディング => システム実装とプロジェクトを進行します。

しかし、リニューアルにおいて20店舗分の更新記事などの移行や整理を行う必要があり、システム実装を行った後に調整を行うとそれだけ工期も長くなる可能性がありました。

そのための解決策として、設計完了段階からシステム実装を開始し、先に管理側のシステム構築しました。

前もって管理画面の更新をプロジェクトの担当者様に行っていただくことで、スケジュールの短縮と余裕をもった移管記事の調整、リニューアル時のコンテンツの調整ができるようになりました。

制作リソースを調整することで、予算決定後に出た要望にも柔軟に対応

プロジェクトを進行するにあたり、制作過程で解決した方がよいWebサイトの課題を発見することも多々あります。

グランドボウル様の場合、ブランドの特徴として本格的なプロユーザーもターゲットの割合として大きいため、何かしらWebサイトを閲覧するきっかけが作れないかという課題を発見。

それまで各店舗のFacebookページで配信していた大会情報をより見やすく提供できないかという要望が制作過程で上がりました。

当初、リニューアルにおける記事移管は弊社で行う形での御見積でしたが、管理画面を先に構築し、記事移管についてはグランドボウル様で直接行っていただくことに。
予算内のリソースを調整することで、大会情報カレンダーを構築し、各店舗ごとにCSVファルにて更新できる環境を整えました

▲ 月の開催数が多いため、CSVファイルから簡単に取り込めるようにカスタマイズ

株式会社グランドボウル
https://www.grandbowl.jp/
業種
 アミューズメント・レジャー 
仕様
WordPress、レスポンシブ、マルチサイト、イベントカレンダー実装
サイト公開日
2019年4月
区分
コーポレートサイト
業種
 アミューズメント・レジャー
 エリア
全国
当初の課題

PC、スマートフォンで構成が違うWebサイト

グランドボウル様は、これまで0ベースで構築されたWebサイトの更新システムを利用されていました。

しかし、旧システムではPC、スマートフォンで更新する項目も分かれており、ページの構成もそれぞれ違うというSEO面でも、運用面でもよくない状態に。

複数店舗で展開する上で、更新できる箇所も少ないということで抜本的なリニューアルを企画する際にお声がけいただきました。

提案内容
マルチサイト機能を利用した、コストを抑えたモバイルファーストのWebサイトに

20店舗の多店舗サイトを制作する上でネックとなってくるのが費用面です。

これは初期に制作するコストもそうですが、20店舗分のWebサイトの更新システムを運用・保守するコストにも大きく関わってきます。

そこで、弊社ではオープンソースのCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)であるWordPressのマルチサイト機能を利用し、1つのWordPressで20店舗分のWebサイトを管理、運用するご提案を致しました。

WordPressの【マルチサイト機能】について

マルチサイト機能とは、複数のWebサイトを1つのWordPressで管理するための機能です。

 マルチサイトの導入を検討する要件

  • 一度に複数サイトの構築を進める場合
  • 同一の運用者で進める場合
  • 機能が同様のサイトを複数構築する場合

同一サーバーに複数の同様の仕様のWebサイトを、同一の運用チームで構築する場合に有効な解決策です。

マルチサイトに向いているサイト

  • 多言語サイト
  • 会社案内サイトと採用サイトなど
  • 複数の店舗サイト

特に多言語サイトなどは専用のプラグインもありますが、弊社ではマルチサイト機能を利用した多言語サイトの構築をご提案しています。プラグインの場合はそのプラグインに依存する可能性が高く、数年後リニューアルする際に大きな足かせとなる可能性があります。

メリット

  • 複数のWebサイトを1つのWordPressで管理することができ、プラグイン等も統一して導入が可能。
  • バージョンアップについても、複数サイトの場合すべてにおいて更新が必要だが、マルチサイトの場合は1つのWordPressサイトの更新で対応が可能。

デメリット

  • セキュリティ的な懸念として、1つクラックされると芋づる的にクラックされる可能性が高い。
  • 対応していないプラグインも存在する
  • 複雑なURL構成は対応が難しい
PC : TOPページ
PC : 下層ページ
スマートフォン
結果

スマートフォンユーザーからの予約問い合わせ、アクセス数も増え、日々の運用も各店舗の運用担当者様が各自記事の追加や既存ページの更新を行っていただいています。

また特に大規模なリニューアルの場合、リダイレクト設定などもSEOに大きな影響をもたらします。WordPressでの制作において経験が豊富なため、リニューアルにおける絶対に外してはならないポイントを押さえ、旧サイトからの切り替え初日から安定したスタートしました。

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