今回は、イデシギョー株式会社様(以下、イデシギョー様)のWebサイトリニューアル事例をご紹介します。静岡県富士市を拠点に、家庭紙から業務用製品まで幅広く手がける総合製紙メーカーであるイデシギョー様。富士山の伏流水を活かした製品づくりや、ドラッグストアやスーパー向けのOEM、プライベートブランドを中心とした事業展開、そして研究開発や品質へのこだわりを、今回のリニューアルでどのようにWebサイトへ落とし込んでいったのか。常務取締役・営業本部長の岡嶋様、総務部 兼 業務部 統括部長の髙橋様に、制作の背景から公開後の変化、今後の展望まで詳しくお話を伺いました。
消費者から喜ばれる紙製品を届けるのが使命

まずは、事業内容について教えてください。
イデシギョー株式会社は、静岡県富士市に拠点を置く総合製紙メーカーです。1950年創業で、ティッシュやトイレットペーパーなどの家庭紙から、紙おしぼりやナプキンといった業務用製品まで、幅広く製造・販売しています。特に、ドラッグストアやスーパー向けのプライベートブランド、いわゆるPB製品に力を入れていて、小売店様と直接お取引しているのが大きな特徴です。
イデシギョー様の強みはどういった部分でしょうか。
紙製品の業界は競合も多いのですが、その中で私たちはより良い製品を、より適正な価格で提供できる技術力を大切にしてきました。単に安いだけではなくて、品質との両立を前提に、消費者の方に喜んでいただける商品を届けること。そして、富士山の伏流水をつかった安心・安全の紙を提供し続けていること。それらの積み重ねが今のイデシギョーの立ち位置、そして強みにつながっていると思います。

今のサイトでは、水のイメージが全面に出ていると思いました。
そうですね。製紙業にとって水は一番重要であり、中国製などの輸入品が増えるなか、イデシギョーで製造している紙は日本製で信頼の品質であることを、サイト上できちんと伝えたいという思いがありました。そして、富士山の伏流水という恵まれた資源を活かしながら事業を行っている以上、環境への配慮も欠かせません。伏流水を無駄なく循環利用したり、太陽光発電による自家消費を進めたりと、ものづくりそのものの中に環境との向き合い方が組み込まれているので、そういった点もサイト上で表現したいと思っていました。
載せたいのに、載せきれない状態から脱却したかった
サイトをリニューアルしようと思われたきっかけは、何だったのでしょうか。
一番大きかったのは、以前のWebサイトでは情報量が圧倒的に足りていなかったことです。社内では新商品の発売や品質への取組み、環境への姿勢など、日々活発に新しい情報が生まれているにもかかわらず、それらを十分に発信できていませんでした。しかも、更新自体を外部に委託していたので、タイムリーな情報発信がしづらかったんです。更新のたびに費用が発生するような形だったので、本当に必要なものだけを厳選して載せる運用になってしまい、結果として、本当は載せたいのに、載せきれない情報が積み重なっていきました。これらの解消に加えて、このサイトを見て「イデシギョーで働いてみたい」とイメージできるようなブランドイメージの向上を目標に掲げ、リニューアルを実施することになりました。

リニューアルサイトでは各製品の特徴や仕様が細かく掲載されていますね。
はい。リニューアル前のサイトには、ここまで細かい製品情報は載っていませんでしたが、もともと営業現場で使っていた紙の製品カタログに掲載されていたものを、今回リニューアルしたサイトに載せるようにしました。紙の製品カタログは普段営業が持ち歩いていたのですが、サイトにも製品情報を載せることで、カタログを持ち歩くことなく、Web上からアクセスしてお客様に提案できるようにしたいという営業側の要望でもありました。
▼ 製品情報ページ(ティッシュペーパー)
https://www.ideshigyo.co.jp/lineup/tissue/
決め手は、実績だけではなく「提案の熱量」
数ある制作会社の中から、Grow Groupを選んでいただいた理由は何でしたか。
まず安心材料になったのは、製造業のWebサイト構築の実績があったことです。自分たちの業界や事業の特性を理解したうえで提案してもらえるだろうという期待がありました。そこに加えて決め手になったのは、担当プロデューサーさんのインパクトと、熱量のある提案でした。実はリニューアルは2年前から検討を始めていて、Grow Groupさんを含めて5社を比較していました。その中で、Grow Groupさんには見積りもかなり細かく出していただいて、ここまで具体的に考えてくれているんだなと感じたんです。
プロジェクトを進める中で、印象に残っていることはありましたか。
当初、サイトで描きたいイメージが具体化できておらず、制作の進行に大幅な遅れが生じていました。そのような状況でも常に前向きな提案があったり、フォロー、リスケジュールなど、Grow Groupさんは最大限尽力してくれました。粘り強く寄り添っていただき、本当にありがたかったです。あと、特に印象に残っているのは写真撮影の場面です。担当プロデューサーさんがカメラマンと一緒に現場に来たのですが、プロデューサーさんがカメラマンに細かく指示を出していたんです。ただ写真を撮るのではなくて、ブランドイメージを具体化するために、サイトに載ったときにどう見えるかを前提にディレクションしていたのがとても参考になりました。イデシギョーのSNS運用においても、大いに応用させていただいています。

営業にも採用にも、目に見える変化があった
サイトリニューアル後、社内外でどのような変化がありましたか。
社内では、営業担当者から「Webサイト上で製品紹介ができるようになり、非常に便利になった」と喜びの声が挙がっています。これまでは重い紙のカタログを持ち歩くのが常でしたが、リニューアルによって現場負担の軽減や、必要な情報にすぐアクセスできて、お客様との会話の中でも活用しやすくなっています。最も大きな効果を実感したのは、リニューアル後のWebサイトを見て、求人への応募を決めたという方が現れたことです。これまでの地元の普通の製造業から、スケールを感じられる製造業へと、イデシギョーのブランドイメージが社外へ正しく、魅力的に伝わっている証拠だと確信しています。
お知らせのページも頻繁に更新されていて、使いやすさにも変化があったようですね。
そうですね。先ほどお話ししたとおり、以前のサイトではお知らせの更新を外部委託していて、更新のたびに課金されていたので、必要なものしか掲載できていなかったんです。リニューアル後のサイトにはWordPressを導入してもらい、掲載したい情報を自分たちのタイミングでどんどん更新できるようになったので、非常にメリットを感じています。
▼ お知らせページ
https://www.ideshigyo.co.jp/information/
世界に向けて、日本製の価値をもっと届けていきたい
今後の展望と、Webサイトに期待されることを教えてください。
今後の事業拡大において、グローバル展開は欠かせない戦略だと考えています。既に海外で2社のグループ会社を展開していますが、日本の象徴である「富士山の伏流水」を用いて造られた、イデシギョーの高品質な紙製品を、より広く世界へ届けていきたいと考えています。Webサイトはイデシギョーと世界を繋ぐ窓口であり、多言語化やグローバル市場で通用するコンテンツの充実など、次に取り組むべき課題が明確に見えてきました。これからもGrow Groupさんには専門的な知見からのお力添えをいただきながら、今以上に価値のあるWebサイトを構築していきたいと考えています。




