こんにちは、シニアデザイナーのペンネーム:Choi呑み親父です。
実は私、プロフィールにも載せてるのですが、弊社の人事を担当しております。デザイナーの皆さん「デザイナーにとってのキャリアアップ」とは何だろうと考えてる事ってありませんか? そこで、これからデザイナーを目指す方、既にデザイナーでキャリアアップを望まれる方に、「キャリアアップするための道のり-其の1」として、プロのデザイナーが意識して行動すると良いと思うことを書いてみましたので、皆様の参考になればと思います。
目次
デザイン会社に入社した時点でプロのデザイナー
高卒・大卒からデザイン会社に入社して時点で、新人とは言えど、クライアントに「私はデザイナーです」と名刺交換した時点で、あなたは既にプロのデザイナーと思われるのです。 いくら「新人です」と紹介したところでクライアントとしては、依頼した内容に対して「より良いモノを提案・制作して欲しい!」とデザイン会社に依頼しているわけで、新人だからと言うのは関係が無いと思われる方が多いのではないでしょうか! また、いきなり入社して間もない自分を一人でクライアントと打ち合わせに行くことは無いと思いますが、上司の隣でただ一緒に話を聞いてるだけではなく、上司の行動や、どの様に提案しクライアントの意図を読み取っているのかを自分の目でしっかりと見て、そして体感して、学ばなければならないと思います。そして、更にそれをインプットし、あなたが学んだことをクライアントや次世代に繋ぐ後輩たちにアウトプットしていく事が、あなたがスキルアップを考えるうえで、まずは大切になってくるのではないでしょうか。 其のためにも、まずはプロのデザイナーとしての常にデザイン意識を高める事が大切だと思います。
デザイナーとして意識を高めるために
では、基礎的なところからいくと、どのようにして常にデザイン意識を高める事ができるようになるのかを考えてみましょう!デザイナーにとって何が必要になってくるかを考えてみると、「知識」「アイディア(想像力)」「感覚」「理解力」「興味」「感心」など、まだまだ沢山ありますが、 全てにおいて根本的となるのは「見る」という視覚的な事から結びつくのではないかと私は思いました。
「見る」の言葉には「目の働き、物の存在をとらえる」という 視覚による作用としての使い方や「調べる、判断する、経験する」などの意味での使い方などがあります。
http://leaders-action.com/manabi/9767/
デザインは常に周りにあるもの
「見る」と言う事に対して、大卒の芸大生や専門学生は知らず知らずに行動している事かもしれませんが、それがとても大切で、この世の中にはデザインで溢れています。歴史が作り出したモノや建物、風景、日常的に使う道具、衣類など、様々の所にデザインされており、そこにイメージさせる、空間やカラーが人々の目にとまり、影響を与えてるのかもしれませんね! また、この影響を与えてるモノには、人それぞれ好みの違いがあり、それが世間一般的に使われてる「センス」と言う言葉になっているようなきがします。その「センス」とは人それぞれの「感覚」の違いで、感じるモノや、物事の捉え方が違うだけの事だと思うのですが、ただ単に「興味・感覚・価値観」の違いにすぎない事なのに、人々は同じ感覚・共感を持ってる人、自分より優れてる人を見ると「センスが良いね」「センスが悪いね」の言葉で評価し、切り分けてしまう人が多いと思います。 ただ、デザイナーはこの「感覚(センス)」を常に研ぎ澄まさなければ、クライアントが求める事、その向こう側にいるユーザーに伝える事はできないでしょう! なぜならば、感覚の違いがある人々のご要望に答えるには、デザイナーが如何に、その人達の事を理解し、興味を持つことができるかを考え行動に移さなければ、良いデザインを制作するデザイナーとは言えないと思います。要するに人より無限大に秘めたバリエーションを持っていなければ、クライアントのご要望を叶える事はできないのでは….。
デザインの視覚を常に磨きましょう
では、デザイン的「感覚」を研ぎ澄まし向上させるには、「見る(視覚)」を常に意識してみてはどうでしょうか。 先程にも記載しましたが、この世の中にはデザインで溢れている中で、「視覚的印象」を意識してみると良いかもですね。例えば自分が見た風景を一枚のポスターにしてみようと想像してみた時に、自分がコレは素晴らしいと思った風景を、心の中にあるカメラでシャッターを押して、目に焼き付けてみてください。目に焼き付た一枚の画像は自分にとって、どんな印象を与えますか? そこには、建物のキレイなラインと、その先にある空間や色などが印象に残ったとします。その残った印象から、キャッチコピーを考え、目に焼き付いた画像にそのキャッチコピーを何処に入れたら、その一枚のポスターは人に伝わり、共感をもって貰えるのか?などを常に連想して作り上げてみてください。そういった行動を繰り返すことにより、自分への想像力を豊かにさせ、それを表現する力に変えれるのではと思います。あくまでもココでは実際に写真を撮るのではなく、頭の中でイメージする事が大切で、想像力の力を引き出す訓練と「見る」という観点からデザインやレイアウトのバリエーションの一つとして磨く事ができるのかなと思います。 また、写真ではなく、その風景をイラストにして考えてみるなど、「見る」に対して様々な角度から見て、考えて、意識する、こんな事を日々、日常的に繰り返して、デザインへの視覚に対する意識をしていけると良いですよね!
カラーへの意識
色が溢れてるこの世の中で、街を見渡すかぎり統一されたカラーというのは少ないですよね!やはり、それぞれが思う色を看板だったりお店だったり、地域や人で様々な色をが見えてくると思います。そこで色の組み合わせを意識してみる事により、カラーの意識を高めれるのではとおもいます。ただ何も考えずに街を歩くより、意識して街をあるいて見るのも、良いことで、そこに常に意識しているかが重要になるのではないでしょうか。 そこで面白いアプリがありましたので、ご紹介しときますね!このアプリは、いろんな場所を撮影し、そのカラーを自動で抽出してくれます。その他にも機能はいろいろ、あるのですが是非Adobe Captcha CCをダウンロードして、ふとした時に使って見てくださいね〜!
Adobe Capture CC
常にデザインに触れてみる
デザインに触れるとは、自分のデザインに対する引き出し(バリエーション)を増やしていくことに繋がると思います。それは、自分で体験・体感して感覚をやしなう事で、様々な情報を取り入れインプットしていく事で、デザインの引き出しを増やしていけるのでは… この「デザインの引き出し」が多ければ多いほど、デザインをするうえで、多種多様に導き出し、デザイン案を出すスピードもついてくると思います。 では、どんな事で意識をして行けば良いのかを2つ程考えてみましたのでご紹介いたしますね。
デザインに慣れる為に目を肥やす
現在この情報化社会において、新しいデザイン情報が、既に溢れていると思います。 そこで、その情報を常に意識して調べる事で、それ以上のアイディアが生まれてくるのではないでしょうか。例えばWebにおいて優れたデザインを集めた参考サイトが、沢山あると思います。そこには「ユーザーが共感できるサイト」が多く掲載されてる事が多いですよね! そんなサイトを常に意識して見てみるのも良いと思います。 ただ注意点として、その参考サイトを、ただ見ているだけでなく、何が良くて評価されているのか?など細かく分析する習慣を身につけ、頭の中でそれ以上のアイディアを考える事が私は大切だと思います。また、カタログや雑誌をこまめにCHECKするのもいいですよね!
私生活にもデザインを意識してみる
皆さん仕事の休みの日など、どうお過ごしですか?仕事漬けで疲れてる体をしっかりと休めれていますか〜!たまにでいいので休日をデザインに対して向き合う時間にして、有効活用して見るのもいいですよ〜!例えば友人またや家族と出かける際に美術館に行って歴史的に作られたモノを見て、自分には無い、観点や角度を見直すのもいいですよね!私は21世紀美術館や佐川美術館などが好きです。また、ギャラリーや地域でやっている「デザイナーズウィーク」や「アート展」など見て、デザイナーの視野を増やしてみるのもいいですよね!後は買い物でも、デザインと向き合える事が出来ると思います。ファッションCHECKや、お店においてある、カタログ・パンフレットを集めて、その商品がどの様にアピールされているのか等を見るのも良いと思います。そんな風に私生活を使って、遊び心を持ちながら出かけて意識してみるのもいいですよね!
なんで?、なぜ?の追求
このようにデザイナーは、いろいろな事に意識し「興味」をいだいていく事が大切なのだと思います。まず、「興味」を持つと言う事を考えると、そこに「何で?」「なぜ?」というクエションの追求が必要になるかと思います。それを明確にしたいと言う意識を持ち「興味」「感心」を強化してデザインでの「感覚値」を高めれれば、デザイナーの強みになるのではないでしょうか!それが知識であって想像力へと結びつくきがします。
まとめ
デザイナーとしてのプロ意識を高めるには、いろんな日常的なとこから、デザイナーとしての意識を考える事で、必然的に自分へのスキルアップに繋がっていくのではないでしょうか。ただ、自分で意識して行動するという事が、とても大切だと思います。 これからデザイナーになる皆様は特にプロ意識というモノについて考えて行動し、プロのデザイナーとして成長して行けると良いですね! 因みに、弊社でも素敵な人材を募集しておりますので、この記事を見て参考になった方は、お気軽にご連絡くださいね〜! https://grow-group.jp/recruit/