こんにちは!Grow Group広報担当のイトウです。
突然ですが、Grow Groupでは毎期、その期を象徴するスローガンを掲げています。
創立から12期目にあたる今期のスローガンは「CONNECT(コネクト)」。
そして、5月に開催された全社ミーティングの場で社員全員に配布されたオリジナルTシャツには、このスローガンがロゴとしてデザインされていました。
実はこのTシャツ、デザインを手がけたのは2026年4月に入社したばかりの新卒デザイナー、カワセさんです。
入社してすぐに任された最初の仕事が、全社員に配られる会社のTシャツデザイン。
どうやってこの大役に向き合い、会社のスローガンを一枚のTシャツのビジュアルに落とし込んでいったのか。
今回はカワセさん本人にインタビューし、当時の試行錯誤やデザインに込めた想いについてたっぷり聞いてきました!
目次
入社してすぐに舞い込んだ、まさかの大仕事

イトウ:本日はよろしくお願いします!ではさっそくですが、いつ頃「Tシャツデザイン」の話がカワセさんのもとにやってきたのか、改めて伺ってもよろしいですか?![]()
カワセさん:そうですね……確か入社してすぐだった気がするんですけど、代表のハタナカさんから「一番最初にやってもらう仕事はこれだからね」みたいに、ふわっとお話をいただいた感じですね。
イトウ:おお!入社早々にお話しがあったんですね。そのときに「こういうデザインにしてほしい」といった具体的な希望や指示は、なにか伝えられましたか?
カワセさん:あ、そのときは全然なくて。「Tシャツのデザインをやってもらう」ということだけを聞いていました。
イトウ:そうだったんですね!確か前に少しだけお話した際に「Tシャツのデザインは今まで経験がなかった」とおっしゃっていた気がしたのですが、本当に初めてだったんですか?
カワセさん:そうですね、グラフィックデザインはあまり今まで通ってきた道ではないので。
イトウ:学校の授業とかで少しやったことがある、という感じでしょうか?
カワセさん:本当に、案件のなかで1工程だけちょっとやったことがあるくらいですね。
イトウ:へえー!じゃあ、初めてそのTシャツデザインを「お願いします」と言われたときは、どんな心境でした?「会社のTシャツか……!」みたいな緊張感はありましたか?
カワセさん:そうですね。普通にやったことがないから不安もありましたし、どちらかというと得意ではない分野だったので「どうしよう、どうしよう……!」みたいな感じでした。
イトウ:そうだったんですね~。ハタナカさんからお話が来てから、正式に作業に取りかかり始めたのはいつ頃だったんでしょうか?4月1日に入社してすぐ?
カワセさん:入社してすぐの時期は、ずっと外部でのマナー研修に行ったり、社内ツールの設定をやったりしていたので……いつだったかな?(笑)。元々組んでもらっていた新人研修のスケジュールがあるんですけど、そのなかに組み込まれていた形だったかと。
イトウ:入社直後は研修が目白押しですもんね。研修スケジュールに組み込まれていたということですが、どれくらいの期間で完成までこぎつけたんですか?
カワセさん:あ!4月の中旬あたりから始めて、5月の初めくらいに終わっている記録がありました。なので、実質半月くらいで進めていましたね~。
「好きにやっていいよ」から始まった試行錯誤
イトウ:ハタナカさんから依頼されたときは「会社のTシャツをデザインしてもらう」という話だけで具体的な希望はなかったとのことですが、そういったなかで、どういう方向性でデザインを考えていったんですか?
カワセさん:お話をもらったときに「カワセさんの好きなようにやっていいからね」ということも言われて、「あ、好きなようにやっていいんだ!」と思って(笑)。本当に自分がやりたいテイストで、自由に作って最初に出してみたんです。
イトウ:まずは、自分の直感と好きをストレートに出してみたんですね。
カワセさん:そうなんです。でも、それはそれで違ったらしく……(笑)。最初は自分の好きなエレガント系でデザインをしてみたのですが、会社のイメージとちょっと合わなかったみたいで。あとは、繊細な細い線で描かれていたデザインだったので、それだとTシャツの印刷時に綺麗に出にくいという制約もあり。
イトウ:あらら!
カワセさん:そこで初めて「Grow Groupという会社がどういうイメージか」という話になって。どちらかというと「しっかり」「堅実な感じ」とおっしゃっていたので、それを反映させたデザインに修正段階で作り直していきました。
イトウ:なるほど。最初は自分の好きなテイストで出して、そこから「Grow Groupらしさ」という方向に調整していったわけですね。
カワセさん:そうですね。最初は何案か出していったんですけど、修正段階のほうがもっとたくさん案を出しました。
デザイン完成までの修正の道のり
イトウ:修正段階でさらに案を深掘りしていったんですね。最終的に完成に向かうまでに、どれくらいの数の案を出されたんですか?
カワセさん:19とか20案くらいですね(笑)。
イトウ:ええっ!?19から20案!?すごい数ですね!
カワセさん:でも、全部が全くバラバラの案というわけではなくて。一つのベースとなる案が決まったら、それを「Tシャツのどこにどう配置するか」といったようなバリエーションです。小さめに配置したり、大きめに配置したり。なので、大元のデザイン案としては5案くらいですね。
イトウ:なるほど!配置やサイズの検証も含めての20案だったんですね。そんなたくさんの案から、このTシャツデザインは最終的にどのように決まっていったのでしょうか?
カワセさん:先輩が監修してくださって、一旦そこでフィードバックをいただいて修正して。「これならいいだろう」という段階になったら、一旦、役員の一人にチェックしていただいて。そこでまたフィードバックをもらって修正して……。最終的に9個くらいの案を並べたものを提出しました。そこからは役員会で「どれにするか選ぶ」という流れでしたね。

イトウ:社内のいろんな方のチェックが入って揉まれていったんですね。実は今日、私もそのTシャツを着てインタビューしてるんですよ!
カワセさん:あ、本当だ!それ、役員の方々も結構着てますね。
イトウ:そうなんですね!生地にも張りがあって着心地がいいので、すごく重宝しています。でも、この一枚にたどり着くまでに、かなり濃密なやり取りがあったんですね。
カワセさん:そうですね。様々なフィードバックがあって、一方では「ワンポイントっぽい控えめなデザインに」、もう一方では「もっとダイナミックなデザインに」という声もあり……。
イトウ:それは悩みますね!板挟みというか……。
カワセさん:なので役員会に提出する段階で、「先輩の第一希望」と「私の第一希望」のコメントを一言ずつ添えて提出したんですけど、最終的に選ばれたのは「どっちでもないやつ」になっていました(笑)。
イトウ:あはは(笑)!どっちでもないやつ!
カワセさん:そうなんです(笑)。
イトウ:ということは、今のデザインは社内の色んな意見をすり合わせた末に、役員の皆さんが選んだベストな落としどころだったということですね。
カワセさん:そういうことになりますね!
初めてのタイポグラフィとそこに込めた想い
イトウ:普段のWebデザインと、今回のTシャツデザインで、何か違う部分や特に気をつかった点などはありましたか?
カワセさん:「意図を持って作る」という部分では普段のWebデザインと同じなんですけど、今回はタイポグラフィ(ロゴ)を作るのが初めてだったので、一生懸命参考になるものを探したり、AIを使いながらアイデアを絞り出して作りました。
イトウ:タイポグラフィというのは、Tシャツの胸元にある「CONNECT」の文字デザインのことですよね?
カワセさん:そうです!

イトウ:じゃあ、12期のスローガン「CONNECT」のこのロゴは、まさにカワセさんがゼロから作り上げたものなんですね。
カワセさん:確かにそうですね(笑)。
イトウ:すごい!入社早々、会社の重要なロゴを作成して、それが社員全員に周知されるって本当にすごいことだと思います。全社ミーティングでTシャツが配布されたときに、ハタナカさんが「これはカワセさんが作りました」って紹介してましたよね。私、実はその話を事前に知らなかったので「えっ、カワセさんが作ったの!?」ってすごく驚いたんです。
カワセさん:入社早々からそんな大きなことをやらせてもらえると、ちょっと実績にもなりますね(笑)。
イトウ:本当にそうですよね!このロゴの形をよく見ると、アルファベットの文字がすべてつながっていますよね。これは「CONNECT(コネクト)」という言葉の意味から来ているんですか?
カワセさん:そうですね。言葉の意味が「結束する」「繋がる」なので、それを視覚的に表現したくて、アルファベットの文字を全部繋げたデザインにしました。
イトウ:最初からそのコンセプトや仕掛けを狙って考えていたんですか?
カワセさん:はい。最初から、言葉遊びみたいな要素を入れたいなと思って考えていました。
実は隠されていた、もう一つの言葉遊び
イトウ:言葉遊び!Tシャツに採用されたデザイン以外にも、何か仕掛けを考えていたんですか?
カワセさん:実は初期の案では、全部の文字は繋がっていないんですけど、「CONNECT」の中の特定の文字(O・N・E)だけ色を変えて「ONE(ひとつ)」になる、という言葉遊びを仕込んでいたんです。
イトウ:なるほど!「CONNECT」の中に「ONE」が隠れていると。
カワセさん:そうなんです。「繋がって、ひとつ(ONE)になる」という意味を込めたかったんですけど……今回のデザインではちょっと実現できませんでした。
イトウ:そのアイデア、とても素敵です!「繋がってひとつになる」というストーリー性が素晴らしいですね。
カワセさん:ありがとうございます。いつか別の機会や、他のデザインのときに活かせたらいいなと思っています(笑)。
完成したTシャツを手にしたときの気持ち

イトウ:何度も修正を重ねて、ついに完成したTシャツを実際に手にしたときは、どんなお気持ちでしたか?「出来上がった!」という達成感や嬉しさだったり、「イメージと違うな」みたいなことはあったりしましたか?
カワセさん:去年のTシャツを最初に見せてもらっていて、「こんな感じで印刷されるよ」という仕上がりイメージの情報は持っていたので、実物を見たときにイメージと違うということはなかったです。そうならないように計算してデザインもしていたので、ギャップはなかったですね。
イトウ:仕上がりまでしっかり計算していたのはさすがですね!気持ちの面ではいかがでした?
カワセさん:嬉しいというより……ちょっと恥ずかしかったです(笑)。私の性格かもしれないんですけど、自分が作ったものが社内の皆さん全員の手元に渡るというのが、なんだか恥ずかしくて。
イトウ:ああ〜、なるほど!でも、全社ミーティングの場でも、みんな「かっこいいデザインだね」「今年のスローガンTシャツすごく良い」って大好評でしたよ!
カワセさん:確かに、周りの方から褒めていただけてすごくありがたかったですし、ホッとしました。
イトウ:ちなみにこのTシャツ、カワセさんご自身は普段着たりしますか?
カワセさん:いや、普段はあまり着ないですね……生地がしっかりしていて厚手なので、今の夏の時期はちょっと暑いです(笑)。
イトウ:確かに、生地が肉厚で頑丈ですからね(笑)。そういえば、このTシャツデザインのこと、ご家族や身近な方に話したりしましたか?
カワセさん:もともと、母に「今度こういう仕事やるんだ」と話していたので、どうなった?と聞かれて「みんなに配られたよ!」って写真を送りました。今度こっち(名古屋)に遊びに来るそうなので、そのときに実物を見せてあげようと思っています。
イトウ:素敵なお話ですね!お母様も、娘さんが入社してすぐ手がけた初仕事の実物を見られるのを楽しみにされているんじゃないですか?
カワセさん:母は私が作ったものを見るのがすごく好きで、見たがるんですよね。「私のも作って」とか言われます。最近は要望が多すぎてお断りしていますが(笑)。
イトウ:あはは(笑)!今後、カワセさんが手がけたWebデザインの実績がGrow Groupのサイトに公開されたら、お母様がずっとアクセスして見てくれそうですね。
カワセさん:そうですね(笑)。
イトウ:そんな風に応援してくださるご家族のためにも、どんどん制作実績を掲載していけるよう、私も広報としてしっかり活動していきますね。今日は貴重なお時間をいただいて、本当にありがとうございました!
カワセさん:ありがとうございました!
インタビューを終えて
20案近い試行錯誤と、たくさんのフィードバックを経て完成したこの一枚のTシャツ。
そして、「CONNECT(繋がる)」というスローガンの意味そのものをロゴに落とし込んだデザイン。
完成に至るまでの過程に、人とのつながりを大切にするGrow Groupの姿勢と、新卒社員にも活躍できる場所を与え、周囲がそれをバックアップして育てるというカルチャーが色濃く表れているなと思いました。
また、今回インタビューをして感じたのは、入社早々に大仕事を任されて戸惑いつつも、まずはやってみよう!というカワセさんの前向きな姿勢です。
そして、自分の意見や考えをしっかりと伝えたうえで、フィードバックを受けながら柔軟に軌道修正をして完成形へ持っていった道のりに、カワセさんのデザイナーとしての情熱と誠実さが垣間見れた気がしました。
カワセさん、改めてインタビューへのご協力ありがとうございました。
これからのご活躍も心から楽しみにしています!!





