ユーザーとは、商品やサービスの利用者・使用者のことです。反対語には、デベロッパーやベンダー、メーカーなどが挙げられます。例えば、ソフトウェアを購入して使用している人がユーザー、逆にそのソフトウェアを提供している側がデベロッパーです。
ユーザーの定義は従来に比べて広義化し、曖昧なものになっています。元々、ユーザーは商品やサービスを利用する人たちを意味していましたが、パソコンやスマホなどが登場し、それを使用する人をユーザーと表現するようになりました。また、インターネットの登場により、Webサービスでアカウントを作成できるようになり、ユーザーIDとパスワードを入力するようになりました。このIDやパスワードをユーザー情報と呼び、商品を利用する人以外の使われ方がされるようになりました。さらに、SNSの登場により、そのサービスを利用して情報を発信する人たちのことをユーザーと呼ぶようになりました。このように、商品やサービスを利用する人たちだけでなく、ログイン時に使われるアカウント情報、SNSの使用者もユーザーと表現されています。
Webサイトの分野におけるアクティブユーザーとは、サイトを利用している人のことです。例えば、特定の期間内で自社サイトに訪れた方をアクティブユーザーと表現します。1日1回使用している人や1週間に1回利用している方もアクティブユーザーです。Webサイトの分析だけでなく、SNSを利用している人もアクティブユーザーと表現することがあります。例えば、SNSを毎日1回利用している人はアクティブユーザーです。WebサイトやSNSのデベロッパーがサービスの利用具合を把握する重要な指標になります。日ごろから計測して定着率やリピーター数を把握することで、利用者の変化に気づくことができるようになることが利点です。
ユニークユーザーとは、特定のWebサイトを測定期間中に複数回訪問した人を意味します。同じユーザーは複数回アクセスしてもカウントされず、例えば期間内に10回訪れた場合、1ユーザーとして数えるのが一般的です。主に、アクセス解析などを行う際に用いられる指標です。
