参照元とは、対象のWebサイトへ訪問する前に参照していたページのことです。トラフィックの流入元や訪問元の外部サイトを表すディメンションと表現されます。例えば、Googleから検索して自社サイトにアクセスした場合、参照元はGoogle.comです。ユーザーが自社のWebサイトにどこから来たのかを表す指標となります。参照元は、Googleがデベロッパーに提供しているGoogleアナリティクスなど、アクセス解析ツールで確認可能です。
参照元を把握する理由は、ユーザーが自社サイトを訪れる際の訪問元を知るためです。どこから流入しているのかを把握することができたり、コンバージョンに寄与しているページを知ることができたりするため、SEO対策に役立てることができます。また、分析をもとに対策を実行することでWebサイト改善に努めることができるため、Webサイト管理者にとって重要な指標です。
Googleアナリティクスにおいては、参照元とセットでメディアが表示されます。メディアの種類は、organic、cpc、referral、noneの4種類です。organicは自然検索、cpcは有料広告からの流入を表します。また、referralは外部サイトからのアクセス、noneは流入元が特定できないときに表示される項目です。参照元とメディアを組み合わせることによってどこからアクセスしているのかだけでなく、どのように流入しているのかもわかるので、デベロッパーにとって重要な情報になります。
