JavaScriptとは、主にブラウザ上で動作するクライアントサイド・スクリプト言語です。Node.jsによって近年においてはサーバーサイドで使用されることもあります。また、モバイルアプリ開発等で使用されることも珍しくありません。しかし、一般的にはクライアントサイドであるWebブラウザで動作する言語であり、Webサイトに機能を持たせるために使われます。
JavaScriptは、1995年に登場した比較的歴史のあるプログラミング言語です。Webブラウザとして知られる『Netscape Navigator』に起源を持ちます。2005年に登場したAjax技術により非同期通信が可能になったため、Web開発においてJavaScriptの存在は非常に大きいものとなりました。また、その後のライブラリの普及により、今まで以上にリッチな表現ができるようになったので、注目を集めます。その頃に登場した『jQuery』は今でも多くのデベロッパーに支持されるライブラリです。
Web上で使用されるJavaScriptは、HTMLコンテンツを変更することができます。例えば、テキストを変更したり、画像を別のものに差し替えたりすることが可能です。また、HTMLコンテンツを非表示することもできるため、ユーザーのアクションに応じてWebページを変更することができるようになります。JavaScriptはHTMLだけでなく、CSSで指定している値を変更することも可能です。例えば、テキストのcolorをblackからredに変更することもできます。そのほかにも非同期通信が可能になるため、重たい処理を遅延させることでユーザーに快適なWebページの提供が可能です。
JavaScriptはWebサイトにおいて欠かせないプログラミング言語となっており、多くのWebサイトで使われています。例えば、TwitterやHuluなど、日本で有名なサービスにおいてもJavaScriptが採用されており、非常に認知度の高い言語です。
JavaScriptは専用のファイルを用意してそれをHTMLで読み込み使用できます。また、HTMLファイルの中にスクリプトタグを使用して直接記述することも可能です。非常に柔軟性のある言語になるため、開発者やプロジェクトの規模に関わらずさまざまな場面で使用されています。
