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デバック

2023.08.28

デバックとは、プログラム上にある欠陥を見つけて改修することです。bugは虫を、接頭辞deは否定を意味します。コンピューターに虫が紛れ込み、それが原因で故障した事例があり、虫を除ける、つまり不具合を修正して意図する動きを実現することがデバッグです。

プログラムを実装した際、想定した動きをしないことがあります。例えば、Webサイトに3枚の画像を5秒ごとに切り替えるスライダーを実装したとします。その後、動作確認をすると画像が切り替わらず同じ画像がただ表示されている状態となっており、コンソールを見るとエラーが出力されている場合、それがバグの発見です。バグが発見されるとそれを修正して5秒ごとに画像が切り替わるようにプログラムを修正しなければなりません。この修正作業をデバッグといいます。

基本的にバグはプログラムにおいてつきものです。完璧に実装したとしてもバグが発生し、うまく動作しないというケースは珍しくありません。バグは発生するものであり、それを想定しながらプログラミングをする必要があるため、デバッグは欠かせない工程のひとつです。

デバッグの主な目的は、プログラムの品質向上です。Webサイトやアプリなどに限らず、バグのないプログラムは使いやすくなります。例えば、画面が遷移しない、ボタンをクリックすると落ちてしまうというようなアプリケーションは使いづらく、ユーザビリティが低下するでしょう。バグをできる限り少なくすることで、ストレスのない操作性を実現することができるため、プログラムの品質向上はサービス提供側であれば必須の取り組みです。

システム開発の工程の中でデバッグは、デバッガーが担当します。個人で開発をする場合は、一人ですべての工程を対応するのが一般的です。

テストとデバッグの違いは、テストはプログラムが正常に動くかどうかを検証するものであるのに対して、デバッグは不具合を改修することになります。そのため、本質的に両者の意味合いは異なります。

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