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DNS

2023.08.28

DNSとは、ドメインとIPアドレスを紐づけして管理するプロトコルのことです。1983年、Information Sciences Instituteに在籍するポール・モカペトリスとジョン・ポステルがインターネットを活用した分散型データベースシステムとして開発したのが起源になります。DNSは主にインターネット上で使用されますが、それ以外のネットワークにも応用可能です。

私たちはWebサイトをドメインで記憶します。例えば、『google.com』ならGoogleの検索エンジンというようなイメージです。ドメインは、人間でも覚えやすいようにしてくれるWebサイトの住所のようなもので、Webサイトの共有は基本的にドメインが使用されます。しかし、インターネット上における通信では、IPアドレスでWebサイトを特定しています。IPアドレスは、134.345.654のような32ビットの整数値のことです。実は、IPアドレスが本当の住所になります。では、なぜドメインをブラウザに入力すると私たちはWebサイトにアクセスすることができるのでしょうか?その理由は、あるシステムがドメインをIPアドレスに変換してくれているからです。そして、その“あるシステム”がDNSとなります。DNSはドメインをIPアドレスに変換してくれるシステムで、インターネット通信においてなくてはならない存在です。

Webサイトのドメインを取得するとDNSサーバーにドメイン名とサーバーを紐づけする必要があります。ちなみに、紐づけする際にネームサーバーの設定が必要といわれますが、ネームサーバーとDNSサーバーは同じ意味です。基本的には、ドメイン提供元のコントロールパネル等でネームサーバーの設定を行います。レンタルサーバー業者などが公開しているネームサーバーを設定し、ネームサーバーで運用するDNS設定を行うのが一般的です。TTLレコードを取得し、設定することでドメインとIPアドレスの紐づけができます。それぞれの設定方法についてドメイン提供元の会社やレンタルサーバー業者によって大きく異なりますので、それぞれのご契約内容に合わせて適切に設定する必要があります。

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