モーダルウィンドウとは、元のWebページ上に新しいウィンドウを表示させることです。ウィンドウが表示されている間、ユーザーは操作を制限されます。基本的には、キャンセルボタンなどをクリックする、もしくは詳細ボタンなどをクリックして別ページに遷移することで制限の解除が可能です。
モーダルウィンドウと類似する言葉にポップアップウィンドウがあります。ポップアップは元のWebページの上に表示される点で同じ意味になりますが、モーダルウィンドウのように操作制御は行いません。あくまでも目立たせることが目的となるため、表示方法にフォーカスを当てている点で大きく異なります。また、操作制御ができるダイアログも混合しやすい言葉です。しかし、ダイアログはユーザーに対して意思確認をするために表示されるケースが多いため、操作制御が本来の目的ではありません。ダイアログはやり取りが目的になるため、その点が違いとなります。
モーダルウィンドウのメリットは、ユーザーに対して伝えたい情報を共有することができる点です。モーダルウィンドウが表示されるとユーザーはキャンセルボタンなどを押さない限り、ほかの操作を行うことができません。そのため、そこに表示されている情報は必ずユーザーの目に留まることになります。モーダルウィンドウにクーポンや新商品の情報を掲載することで、ユーザーにその内容をしっかりと見てもらうことができます。もし、ユーザーのニーズにマッチすれば、コンバージョンにつながる可能性があるため、大きなメリットです。
コンバージョンの獲得だけでなく、モーダルウィンドウは警告メッセージを表示するために使われます。例えば、広告ブロックを使用しているユーザーに広告ブロック解除を促したり、フォームで入力した情報に誤りがあるとき、それを指摘したりすることが可能です。さらに、エラー通知などモーダルウィンドウはさまざまな場面で使用されます。
一方、モーダルウィンドウはユーザーの操作制御を行うため、ユーザーに不快感を与える可能性があります。これにより、離脱率が高くなるなどのデメリットも存在するため、適切な表示を心がける必要があるでしょう。
