直帰率とは、訪問者がサイト内の別のページに遷移せず1ページの閲覧のみでセッションを切断した割合を示す指標です。検索エンジンなどからサイトにアクセスして最初に訪れたページを閲覧後、そのサイトから出ていくことを直帰といいます。訪問したページが最初で最後のページという状態です。
直帰率は、全体の訪問者数を直帰した訪問者数で割ることによって算出されます。例えば、5人のユーザーがホームページに訪れたとします。その中の2人が直帰した場合、直帰率は40%です。
Webサイトにおいてほかのページの入り口として機能しているページの直帰率が高い状態は、好ましいとはいえません。内部リンクをクリックせずに離脱してしまう場合、入り口でユーザーが引き返しているようなものです。そのため、一般的に改善が必要であるといわれます。
Webサイトの直帰率は、Googleアナリティクスのユーザーサマリーから確認可能です。サイト内全体の直帰率を確認できるだけでなく、参照元とメディアのペアごとなど、部分的にチェックすることもできます。
直帰率が高い原因としては、ユーザーのニーズに適さないコンテンツの提供、読み込み速度の低さ、モバイルフレンドリーではないページなどが挙げられます。改善をするときは、自サイトの直帰率が高い原因を探り、適切なWebサイトの見直しが必要です。